DJI Mic Mini 2S と DJI Mic 3 買うならどっち?違いを比較【徹底解説】

DJI から2026年注目のワイヤレスマイク DJI Mic Mini 2S が登場。32bitフロート対応の内部録音が可能になり、フラグシップモデルの DJI Mic 3 と迷う人が一気に増えそうな予感がする。
これまでは内部録音が必要なら、実質 DJI Mic 3 を選ぶしかなかった。しかし DJI Mic Mini 2S の登場で、その常識が変わった。
DJI Mic Mini 2S 最大の魅力は、32bitフロートの内部録音が可能になったこと。これにより、多くのユーザーにとって DJI Mic 3 を選ぶ理由が少なくなった。

YouTube や Vlog の用途なら DJI Mic Mini 2S で十分です!DJI Mic 3 は『誰にでもおすすめできるマイク』から、『プロ向け機能が必要な人向けのマイク』へ立ち位置が変わった印象です。
この記事では DJI Mic Mini 2S と DJI Mic 3 の違いを比較しながら「どの機種が自分に合っているのか?」を初心者にもわかりやすく解説していきます。
DJI Mic Mini 2S と DJI Mic 3 スペックを比較
大きな違いは、この5つだけ
実は DJI Mic Mini 2S と DJI Mic 3 の違いは、意外と少ない。
- タイムコード同期の有無
- トランスミッターの 8RX ペアリング可否
- 録音時間(内蔵ストレージ容量)
- レシーバーのディスプレイ有無
- 価格
※ TX: トランスミッター(マイク本体) / RX: レシーバー
次の一覧でもう少し細かく踏み込んでいく。
比較表
| DJI Mic Mini 2S | DJI Mic 3 | |
|---|---|---|
| 重量 | 12g | 12.5g |
| ノイキャン | 2段階 (AI) | 2段階 |
| タイムコード | なし | サポート |
| 内蔵ストレージ | 約14.5GB | 約27.9GB |
| 録音時間 | 最大28時間 | 最大57時間 |
| レシーバー | 4TX 接続可(*1) | 4TX 接続可(*1) |
| ディスプレイなし | ディスプレイあり | |
| トランスミッター | 1RX ペアリング可(*2) | 8RX ペアリング可(*2) |
| バッテリー寿命 | TX 最大11時間 RX 最大10時間 充電器 最大40時間 | TX 最大8時間 RX 最大10時間 充電器 最大28時間 |
| 無線モード | GFSK 1Mbps/2Mbps | Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac/ax SDR:カスタム可能 |
| フロントカバー | 交換可能 | なし |
| 価格 | 28,000円前後 【予想(*3)】 | 37,290円 (セール時) |
(*1) 1台のレシーバーに4台のトランスミッター接続が可能。DJI Mic Mini 2 は旧モデルの DJI Mic Mini と DJI Mic Mini 2 も接続できる。DJI Mic 3 は他のモデルに非対応。
(*2) 1台のトランスミッターに最大8台のレシーバーを接続できる。複数台のカメラで撮影する際に、ペアリング設定を切り替えることなく運用できるプロ仕様。
(*3) 現在の価格と為替から推測。中国での価格は1,199元。
DJI Mic Mini 2S のノイズキャンセリングには、新たなシステムを採用。騒音や残響音などを減らし、よりくっきりと人の声がクリアになるように進化している。そしてトランスミッターは、DJI Mic Mini 2 で採用されたマグネット式で交換可能なフロントカバーが利用できる。

洋服の色に合わせてカバーの色を変えられるのは、地味に嬉しかったりします。
また (*1) の通り、レシーバーには DJI Mic Mini と DJI Mic Mini 2 も接続できる。既存の資産を使い、マイクを4台接続出来るメリットは大きい。
DJI Mic 3 のレシーバーは液晶画面上のタッチ操作にて、マイクの設定が変更できる。DJI 機器や DJI Mimo (スマホアプリ) に接続する必要がないのは便利。
DJI Mic Mini 2S と DJI Mic 3 音質は違う?
DJI Mic Mini 2S と DJI Mic 3 は、公開されている仕様では同じスペックのマイクカプセルが採用されている。
マイクカプセル:-36±1 dBV@1 kHz、94 dB SPL
違いは DJI Mic Mini 2S に新しいAIノイズキャンセリングが搭載されたこと。まだ音声を直接確認できていないため断言はできないが、一般的な YouTube や Vlog では音質に大きな差を感じる場面は少ないと考えられる。
激しい騒音の環境下においては、新しい DJI Mic Mini 2S のAIノイズキャンセリング機能で、人の声がより聞き取りやすくなっている可能性がある。こちらは実機で確認でき次第、追記していく。
DJI Mic Mini 2S がおすすめな人
- 内部録音機能が欲しい人
- 価格を安く抑えたい人
- 主な撮影がYouTubeの人
DJI Mic Mini 2S は、多くのユーザーにとって最もおすすめできるマイクだ。価格を抑えながらも内部録音が可能になり、駆動時間も長く必要な機能を備えている。
旅の記録や Vlog といった個人撮影においては、DJI Mic Mini 2S の機能で十分満たされるだろう。
内部録音はマイク音声のバックアップとしても使えるため、撮影中に DJI 機器との接続不良でマイクが瞬断されてしまっても、マイク本体からデータを復旧できる。

DJI OsmoAudio 接続時に、人が多いところでの撮影では混線の影響で音が飛ぶ場合があります。外での撮影は音声がバックアップできる環境のほうが安心です。
機種選びは DJI Mic Mini 2S から検討するのがおすすめ
まずは DJI Mic Mini 2S を購入する前提で考えるのがポイント。
そして、
- プロ用機能が足りなければ DJI Mic 3 を選択
- 内部録音が不要であれば DJI Mic Mini 2 を選択
この流れで機種を選ぶと判断しやすい。
では DJI Mic 3 が必要になるのは、どのような場面なのだろうか。
DJI Mic 3 がおすすめな人
- タイムコード同期が必須の人
- トランスミッターの 8RX ペアリング接続を使う人(複数カメラ+複数レシーバーでの撮影)
- 丸2日近くの本体長時間録音する人
- レシーバーのディスプレイ操作が必要な人
- フラッグシップ機が好きな人
これまでは内部録音が必要なユーザーは、必然的に DJI Mic 3 を選ぶ流れだった。しかし DJI Mic Mini 2S 登場により、多くが DJI Mic 3 までの性能を必要としなくなった。

棲み分けとして、DJI Mic 3 がプロ用フラグシップモデルの位置づけに、繰り上がった印象です。
通信方式にも違いがあり、DJI Mic Mini 2S よりも DJI Mic 3 がプロ向けの通信が安定しやすい設計となっている。ただこの差を気にして撮影するのはプロの現場であって、普通に YouTube や SNS 等の撮影では影響が少ない。
ただし、複数レシーバーのペアリング対応など、DJI Mic 3 でしか持ち得ない機能もある。その機能が必要なユーザーにとっては、DJI Mic 3 が唯一無二の機種になるのは間違いない。
特別な機能を必要とする人が選ぶ機種、それが DJI Mic3。
内部録音もプロ用機能も不要な人は…
エントリーモデルの DJI Mic Mini 2 が最適になる。
このマイク、個人的には結構おすすめできるマイクだったりする。何と言っても、2026年4月末に発売した新しい機種なのに、圧倒的に値段が安い!
機材にお金を掛けられない人や、初めてのワイヤレスマイク入門機として選ぶには最適なマイクだ。

ノイズキャンセリング機能もあるし、クリップもしくはマグネットで装着できるし、風防も付いてくる。安いけど十分に性能は高く、初心者におすすめの一台です。僕も初代 DJI Mic Mini を Osmo 360 と接続して使っています!
僕が DJI Mic Mini 2S を選ぶ理由
現在、僕は DJI 製品のカメラ機材を複数保有している。そして DJI Mic 2 をアップデートしたいと考えている。
- Osmo Pocket 4P
- Osmo Pocket 3
- Osmo Action 5 Pro
- Osmo 360
Osmo Pocket と Osmo Action を別画角で同時に録画すると、動画編集時にタイムコードで同期する場合がある。ここでもしマイク内部の音声を使うことになると「タイムコードが付与されていたほうが使い勝手が良い」となる。
でもマイク内に記録されたバックアップデータを取り出す頻度は低い。そしてタイムコードがなくても、手を叩いてシンクポイントを作って、手動で映像と音声を同期する方法でも困らないのが実情だ。
タイムコード機能はあったら使うし、無くても困るほどではない。

これまでは DJI Mic 3 以外の選択肢がなく、買うタイミングを図っていたら、突如 DJI Mic Mini 2S が現れたんです。
一瞬迷った。でも、これまで撮影してきた経験から自分には DJI Mic Mini 2S で十分と判断した。
内部録音は絶対必要なので、それ以外の理由として交換できるフロントカバーの存在が大きかった。着用する服によってはマイクの色が目立つため、外観の色を変えられるのは魅力的だ。

まだ日本国内向けには、販売が開始されていません。正式に発売されるまでにじっくり考えるつもりですが、今のままだと発売日に即ポチすると思います(笑)
僕には DJI Mic 3 でしか使えない機能は不要だった。
改めて DJI Mic Mini 2 の選択肢を考える
内部録音にこだわると、DJI Mic Mini 2S と DJI Mic 3 の二択になる。内部録音が不要であれば、DJI Mic Mini 2 はかなりのお手頃価格でおすすめできる。
DJI Mic Mini 2 でも十分な人
- 手軽にワイヤレスマイクを使ってみたい人
- 安くワイヤレスマイクが欲しい人
- ちょっとくらいマイクの音声が飛んでも問題ない人
Osmo Action や Osmo Pocket シリーズは、マイク音声とは別にカメラ本体のマイクで録音したデータをバックアップすることもできる。つまり、マイクのデータに不備があった場合は、カメラ本体のマイクで収録した音声のバックアップを活用する方法もある。
ただしカメラ本体と離れた位置で喋っていた場合は、当然ながら声は小さくなる。
現に DJI Mic Mini 2 を使って YouTube 撮影しているユーザーも多い。圧倒的な価格の安さゆえ、ひとまずこちらを試すのもありだろう。

とにかく手軽に、安くワイヤレスマイクを使ってみたいなら、DJI Mic mini 2 は最適だと思います。
まとめ|DJI Mic Mini 2S が基準になる
DJI Mic Mini 2S の登場によって、DJI ワイヤレスマイクの選び方が変わった。
これから初めて DJI のワイヤレスマイクを購入する人は、まず DJI Mic Mini 2S を基準に考えるようになるだろう。そこから価格を重視するなら DJI Mic Mini 2、タイムコードや複数レシーバー運用など、プロ向け機能が必要なら DJI Mic 3 が理想の選択肢になる。

選択肢が増えるのは、喜ばしいことです。ただ、違いを理解して自分に合った製品を選ぶことも重要ですから、今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。ぜひ最適な製品を選んでください。










