液晶が破損した Google Pixel は下取り額がいくらになる?ちゃんと下取りしてくれるのか?
やってしまった。
Google Pixel 6 Pro をデスクから落としてしまった。保護ケースに入れていたけど、有機EL液晶の一部が破損してしまった様子。画面はどうにか確認できるけれど、液晶が点いたり消えたりして、いつ文鎮化するかわかりません。
これは急いで新しい機種に買い替えないと、と Google ストア にて Pixel 8 を注文。Google の公式ストアの良いところは、スマホを下取りしてくれるところ。
実際に液晶が破損した Pixel 6 Pro を買い取ってくれるのか。見積もり額との相違はあるのか。その一連の状況を記録として残しておきます。
液晶が破損した Pixel 6 Pro
有機EL液晶の左上が点灯しなくなりました。故障と言うよりも、物理的に破損したのだと思われます。ただし壊れたのは液晶のみ。保護ケースに入れていたので、本体は無傷です。
落下時の衝撃が強かったのか、保護ケースの保護力が弱かったのか判断できません。もう半年くらい綺麗なまま使って Pixel 9 を購入したかったのに、想定外のタイミングでのスマホ買い替えはちょっと落ち込みました。
ただ下取りを出すことを考えると、破損箇所が液晶画面のみで済んだのは良かったと捉えることにします。
状態がどんどん悪化する Pixel 6 Pro
よし。液晶が壊れているのは一部だし、今のうちに新しい機種に買い換えれば、データ移行できる!と安心もつかの間、どうも様子がおかしい僕の Pixel 6 Pro。明らかに液晶の終焉を迎えるかのように、画面の表示がおかしくなっていきます。
これはヤバい。早く新機種を購入しなくては。
こうして僕は、Google Pixel 8 に買い替えることにしました。それと同時に、Pixel 6 Pro を下取りしてもらいます。(買い取ってもらえるかわからないけれど、試しに申し込みます)
Googleストアには下取りプログラムがある
Google の公式ストアには、今まで使っていたスマートフォンを買い取ってくれる下取りプログラムが存在します。
Pixel シリーズに限らず、iPhone や Gallaxy、Xperia など他のメーカーの機種も下取りしてくれるのが特徴。最新機種であれば7万円台、古い機種でも数千円で買い取ってくれます。Google Pixel ユーザーが改めて Pixel シリーズを買い替えるなら、公式サイトが断然お得。僕が Pixel 6 Pro に買い替えるときも、Pixel 3 XL を買い取ってもらいました。
詳細は公式ストアをご確認ください。
壊れたPixelの下取り価格は22,500円
スマホの下取りは、製品購入時に一緒に手続きを行います。メーカー、モデル、スマホの状態を選択するだけで、次のように見積価格が提示されます。
もしデバイスが良好な状態であれば、見積額は45,000円です。落下により破損したことで、半額の22,500円になってしまいました。それでも液晶の破損で、下取り額が2万円以上あるのはありがたいです。
下取りには条件がある
スマホが壊れていても下取りしてもらえるものの、条件によっては下取り NG となります。
- 出荷時の設定にリセット(初期化)されていないもの
- バッテリーが膨らんでいるもの
- 査定額が見積もり額の 75% を下回った場合
Pixel の画面がバキバキに割れていたり、液晶の表示がおかしい程度なら下取りしてもらえます。しかし画面が完全に点灯しない状態まで壊れてしまうと、画面から操作できず初期化できません。あくまでも初期化するのが下取りの条件となります。
またバッテリーが膨らんでいると危険な状態であるため、こちらも下取り拒否となります。そしてこの状態だと機種の返却も行われず、Google 側で破棄されてしまうのでご注意ください。
最後の条件は、どのようなときに減額の扱いになるのかわりませんが、スマホが壊れているのに「デバイスが良好な状態」として見積もりを出した場合など、特定の条件下では減額されることが考えられます。見積もり額の 75% なので、僕の場合は見積額が 16,875 円以下になった場合は、下取りされずに機種が返却されます。
バッテリー破損以外は、下取り NG になると機種が返却される
Google ストアでの下取りの流れ
- 端末購入時に下取り機種を登録
- オンラインで身分証明書を提出
- 下取りキットが自宅に届く
- スマートフォンを初期化して電源OFF
- キットにスマホを入れて返送する(無料)
- 最終的な下取り価格の連絡
- クレジットカード会社を通して払い戻される
端末購入時に下取りを行うと、下取り用の本人確認依頼のメールが届きます。本文の指示に従って、オンラインで身分証明書の提出を行います。パソコンでは提出できず、モバイル端末での撮影が必要です。
身分証明書はマイナンバーカードや運転免許証が利用可能。
そして本人確認が完了すると、下取りキットが郵送されます。届くのは返送用の箱。中にはスマートフォンの下取りの手順が書かれた用紙、着払いの伝票、箱に封をするシールです。
返送の前に新機種 Pixel 8 へのデータ移行と、端末の初期化を行います。Pixel 6 Pro の画面が壊れる寸前の状態だったけど、どうにかデータ移行を済ませて初期化することができました。
最新の Android は、Wi-Fi 経由で簡単に移行処理が行えるので便利です。
初期化まで終わったら、本体の電源をオフ。
返送用の箱の筒状になっているところに、スマートフォンを入れます。大きいスマホだとギリギリのサイズです。あとは封をするシールを貼って箱が開かないようにして、返送用の着払い伝票を送付時の伝票の上に貼ってポストに投函すれば完了です。
郵送時は郵便局に直接持ち込むか、ポストにそのまま投函できます。
最終的な下取り価格
Pixel 8 購入時に入力した情報から算出された下取りの見積もり額は22,500円。
実際に液晶が破損した Pixel 6 Pro を送付して、伝えられた下取り価格は見積もり額と同じ22,500円でした。最終的な価格はメールにて送られてきます。
本文には「査定額が見積もり額を上回りました」と記載があるものの、実際は見積もり額と同じ。ちょっとモヤっとしますが、ちゃんと買い取ってもらえたので良しとします。
査定に掛かった日数
郵送したのが木曜日の午前中。そして下取り価格の結果がメールで送られてきたのが月曜日。日数にして4日です。概ね3~4営業日で査定されます。
なお下取りの進捗状況は、Google ストアの注文履歴にある [下取りの詳細を表示] から確認できます。郵送したデバイスの受領、デバイスの評価、払い戻しの状況がわかります。
どのように払い戻しされるのか
下取り価格の結果がメールで届いた時点で、同時に払い戻し処理が行われます。通常は Google Pixel を購入したときのクレジットカード会社を通して、返金されます。(クレジットカードの明細がマイナスで計上される)
もし払い戻しできない場合、6ヶ月間有効なストアクレジットが送られると記載があります。ただ経験上は、過去3台 Pixel を下取りしてもらい、全てクレジットカード経由で返金が行われているので、余程のことがない限り、ストアクレジットでの対応になることはないと思います。
新しい Pixel を分割払いしている場合、残りの支払い額から下取り額が差し引かれます。
結論
Google ストアでは、液晶が破損した Pixel も見積もり通り下取りしてくれる。
Pixel 6 Pro の液晶が駄目になったときは、買い取ってもらえないのではないかと不安でしたが、一般の中古販売業者の買取価格よりも大幅に高い値段で下取りをしてもらえて、Google 公式ストアを利用する最大のメリットを改めて実感しました。
以上、現場からの報告でした。