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セサミタッチ実機レビュー&機能紹介|スマホや指紋認証で玄関の鍵を開けられるアイテム

2023/08/07
セサミタッチ実機レビュー!スマートウォッチで玄関の鍵を開けられて指紋認証にも対応

玄関の鍵を、スマホで操作できる。スマートロック「セサミ5」を導入したら、あまりにも生活が便利になった話は先日お伝えした通り。

今回は、そのセサミ5の拡張アイテム「セサミタッチ」を追加購入したので、そちらを紹介する。

このセサミタッチは、名前の通りタッチ操作でセサミ5の施錠や解錠が行えるアイテム。指紋認証とICチップの読み取り機能を搭載している。

では詳しい機能紹介を含め、レビューをご覧いただこう。

目次

セサミタッチの特徴

セサミタッチの構造

  • セサミシリーズの製品と連動して施錠・解錠ができる
  • 指紋認証での解錠ができる
  • SuicaなどのICカードで解錠ができる
  • スマホの NFC で解錠できる
  • スマートウォッチで解錠できる
  • 手のひらをタッチすると施錠する
  • 防水性能は IP65
  • バッテリー寿命は1年以上

セサミタッチは、ドアの鍵に取り付ける セサミ5、自転車に取り付けられる セサミサイクル2 と連動させることで、スマホアプリで操作しなくても施錠・解錠を可能にする拡張機能だ。

連動させる機器とは距離が近くないと通信できないため、セサミ5用であれば玄関に貼り付けて利用する。最大2台の機器と連携可能で、上下2重構造の鍵でもセサミタッチ1台で対応できる。

指紋やICチップの登録は、セサミのスマホアプリで行える。登録できる指紋は100パターン、ICチップは100個まで。指紋登録の際は、同じ指を複数パターン登録することで、認証エラーが起こりづらくなる。

そしておサイフケータイ (Felica) に対応したスマホ、スマートウォッチもICチップ搭載機器として登録できる。

  • 指紋認証
  • ICカード(Suica や銀行のキャッシュカードなど)
  • スマートフォン(おサイフケータイ・Felica 対応機種)
  • スマートウォッチ(おサイフケータイ・Felica 対応機種)

セサミタッチに対応している製品

  • セサミ5
  • セサミサイクル2
  • セサミ4(旧モデル)
  • セサミ3(旧モデル)

SesameOS 3 を搭載したスマートロックに対応。旧モデルのセサミ3 / セサミ4で利用する場合は、アプリから SesameOS の更新必須。

セサミ5については、こちらのレビュー記事をどうぞ。

セサミタッチの開封から設置まで

セサミタッチ内容物

同梱物はセサミタッチ本体と、設置用の両面テープ、取り付け方法とサポートに関する冊子。設定は、セサミのアプリから行う。

セサミタッチの設定手順

  1. 本体の裏蓋を外す(防滴仕様で裏蓋は外れづらいので、引っ張るように開ける)
    セサミタッチ本体の裏側
  2. 本体の電池ボックスにある絶縁シートを抜いて、改めてふたを閉める
    セサミタッチの絶縁シートを抜く
  3. アプリを起動して新規デバイスを追加する

    セサミのアプリから新規デバイスを追加セサミタッチを選択

  4. SesameOS を更新する(バグ修正や新機能追加など重要な更新が含まれるので、このように赤いマークがついていたら必ずアップデートを実施)
    SesameOSをアップデート
  5. セサミタッチと連携する機器(セサミ5など)を追加する

    セサミタッチに連携する機器を追加連携する機器を選択

  6. ICカードの管理からICカードを追加する(+ボタンを押してICカードをセサミタッチ本体に読み取らせる)

    ICカードの管理メニューへ進む+ボタンを押してセサミタッチ本体にICカードを読み取らせる

  7. 右上の [X] ボタンを押すまで連続して登録できる(登録したICカードはタップして名前の変更が可能)
    登録したICカード
  8. スマートウォッチ(NFC機能があるもの)も同じ手順で登録できる
    セサミタッチから Pixel Watch で解錠する
  9. おサイフケータイが使えるスマホも同様に登録できる(ただしAndroidスマホは複数のICカードを内蔵しているので、何度かタッチして複数登録する必要がある
  10. 指紋の管理から指紋を登録する(+ボタンを押してセサミタッチ本体の指紋センサーで読み取る)
    セサミタッチの指紋認証を登録
  11. 同じ指を複数登録することで指紋認証の制度が上がる(1本の指に対して5つ以上登録しておくと認証エラーが起こりにくくなる)
    セサミタッチに指紋を登録した結果

これで、設定完了。

タッチ操作で解錠できるか、動作確認を実施。。指紋認証、ICチップによる認証が、問題なく動作すればOK。

スマートウォッチでセサミタッチを操作

Android スマホ登録時の注意事項

おサイフケータイ対応の Android スマホは、セサミタッチに登録できるが、注意書きにある通り、Android 端末は複数のICチップを登録しているため、1回の登録で全てのチップを登録できない。何度かタップを繰り返して、複数のICチップを登録しなくてはいけない。

NJ

タイミングによって登録できたり、既に登録済みで「ピー」っとエラーになったりするため、何度も繰り返すのがポイントです。

登録後、Android のスマホをかざして、なお、鍵が開く場合とエラーになる場合があるなら、登録されていないICチップの情報がある可能性が高い。改めて、ICカードの管理を開き、スマホのIC情報を追加登録することで、問題が解決する。

登録したICカードの情報

僕の使ってる機種 Pixel 6 Pro では、登録できたICチップが5種類もあった。

セサミタッチをドアに設置する

ドアへの設置は、セサミタッチの裏側にある両面テープを剥がしてドアに貼り付ける。ドアの塗装が剥がれる可能性は否めないが、とりあえずどうにかなるだろうと、玄関に直貼りした。

セサミタッチをドアに貼り付ける

なお電池交換の際は、このようにスライドして、本体が簡単に外せる構造になっている。

スライドして本体が外せる仕様になっている

セサミタッチを使った感想

最初は、セサミ5 + NFC タグで運用するつもりだった。しかし、NFC タグによる操作は動作が重いのがストレスになり、セサミタッチを導入した。

結果は、良好。ICカード読み取りによる反応がとても速く、非常に満足している。

解錠のためにアプリ起動が不要なのが良い。想像以上に楽になった。指紋認証でも快適だ。鍵やスマホを、バッグから取り出す手間が不要になる。

施錠は手のひらをセンサーに当てるだけ。指紋認証エラーで、鍵が閉まる仕組みだ。

認証OKの場合は速い反応で解錠するのが、認証エラー時の施錠の判断は、少しだけ待たされてる感がある。

防水性能は IP65 あるため、玄関に雨が当たっても問題ない。その代わり、裏蓋がしっかりゴムで止まっているため外しづらく、電池の絶縁シートを抜くのが大変だった。

総評

セサミタッチのメリット・デメリット

  • 指紋認証で鍵(セサミ5)が開けられる
  • ICカードのタッチで鍵が開けられる
  • スマホのFelicaタッチで鍵が開けられる
  • スマートウォッチをタッチして鍵が開けられる
  • 指紋センサーに手のひらを反応させれば施錠もできる
  • 施錠時の反応がやや遅い

手ぶらで鍵が開けられるようになるのが、セサミタッチ最大のメリット。玄関の前で、カバンの中を漁らなくて済むのがこんなに楽だなんて!スマートロックの導入でも、十分に利便性を実感したが、このセサミタッチで更に便利になって、とても満足している。

セサミ5&セサミタッチが最高に便利

どちらも使い心地は概ね良く、買ってよかったと実感している。セサミ5同様、セサミタッチも早々に、わが家で欠かせないアイテムになった。

NJ

とにかく鍵を開けるのが楽。それだけで、QOL縛上がりです。

結局「セサミ5 + NFC タグ」の組み合わせで満足できず、セサミタッチを導入したのは正解だった。もし、セサミ5だけで運用しているなら、ぜひセサミタッチの導入をおすすめしたい。

セサミシリーズは、低いコストでスマートロックが導入できるのが最大のおすすめポイント。セサミ5とセサミタッチ、この組み合わせで導入すれば、圧倒的な満足度が得られるのは間違いなし!

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NJ

元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。ガジェットのレビューや、旅行の記録、フリーランスの日常をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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