FIFINE AmpliGame A8レビュー|コスパの高い万能USBマイク

最近は、オンライン会議やゲームでのボイスチャットなど、マイクの利用が欠かせない機会が増えている。
今回紹介する FIFNE のコンデンサーマイク AmpliGame A8 は、ポップガードやショックマウント構造のスタンドが付属しているのが特徴。USB接続で簡単にマイク音声を高音質にできるので、初めてマイクを導入するユーザーにとっても、扱いやすいモデルになっている。

実売価格が8,000円位のマイクとしては、なかなか優秀な一台に仕上がっています。
ここでは AmpliGame A8 を実際に使った感想や、機能の紹介など、レビュー形式でお送りします。
FIFINE AmpliGame A8 の特徴
- USB接続ですぐに使える
- 単一指向性マイクで余計なノイズをカット
- 10パターン以上用意されたRGBライティング
- タッチ操作で簡単ミュート
- モニタリング用3.5mmプラグ付き
- マイクスタンドに装着可能なアダプター付属
- ポップガードで破裂音を軽減
- ショックマウントでデスクからの振動や音を逃がす
箱から出して、ポップガードとUSBケーブルを装着したら、すぐに使えるのが特徴。

Windows や Mac といったパソコンで使う場合も、PS5 等ゲーム機につなぐ場合でも、USB接続するだけで使えるのが便利です。
また付属ケーブルが 2m あるため、幅広い環境でセッティングしやすい。
製品仕様
製品名 | FIFINE AmpliGame A8 |
---|---|
タイプ | コンデンサー |
集音特性 | 単一指向性(カーディオイド) |
接続 | マイク側:USB-C、接続機器側:USB-A |
動作電圧 | 5V |
マイク感度 | -40±3dB |
周波数応答 | 50Hz ~ 20kHz |
付属品 | マイク本体 マイクスタンド ポップガード ピボットマウント USBケーブル (2.0m) 取扱説明書(日本語) |
FIFINE AmpliGame A8 外観レビュー
本体構造をチェック
マイク本体はショックマウントと一体型になっていて、本体だけを取り外すことができない。付属のポップガードは、スタンドに差し込むだけの簡単な作りをしている。
全体的にプラスチック素材で覆われ、スタンドの脚には一部金属素材が用いられ、マイクの重心が安定するように工夫されている。スタンドの角度調整もスムーズだ。
AmpliGame A8 本体の頂点は、タッチ操作で簡単にミュートが行えるセンサーを用意。そして本体背面はマイクのゲインを調整するつまみ、LEDライトの色を調整するタッチ式のボタンが配置。底面はモニタリング用の3.5mm端子がある。

ロゴの主張も強くなく、ポップガードに描かれた顔文字も、普段使っているときは全く見えないので、外観はかなりシンプルな印象を受けます。
好みの色が見つかるRGBライティング
背面ボタンのタッチ操作で、マイクのLEDの色を自由に変更できる。モードは4種類。
- 単色モード6パターン
- 混色モード6パターン
- 単色パターンが次々変わるダイナミックモード
- 混色パターンが次々変わるダイナミックモード
なお、常時消灯することも可能。

単色だけでなく2色表現だったり、次々に色が変わるモードも用意されているのがお気に入りポイント。豊富なカラーバリエーションで、好みの色が見つかると思います。
FIFINE AmpliGame A8 を使ってみた感想
肝心のマイクの音質は、しっかりしている。音の抜けも良く、音声の輪郭もはっきりしている。音量のゲインはやや弱めなのか、ボリュームのつまみを 80% 近くまで上げないと音量は物足りなさを感じる。
単一指向性につき、正面の音だけをしっかり拾ってくれるため、マイクにのるノイズは最小限に留められるのが良い。コンデンサーマイク特有の感度の高さから、環境音も拾ってしまうが、気になるようなレベルではない。
パソコンで利用する場合は、アプリ側でノイズキャンセリング機能が提供されるため、ホワイトノイズ含め完全にカットされる、またボイスチャットでの利用時は、声が聞き取りやすいと好評だった。

どの場面で利用するにしても、音声がはっきりと伝わる大切で、この FIFINE AmpliGame A8 はきちんと高音質で録れる点が良いです。
また、スタンドにショックマウントを内蔵しているのは、おすすめポイント。デスクからの振動が直接伝わらないだけで、耳障りな音が一気に軽減される。付属のピボットマウントを使えば、簡単にマイクアームへ装着できる作りになっているのも好印象だ。
外装のプラスチック素材は、価格相応の印象を受けるが、性能・機能を考慮するとなかなかコスパの高いマイクという評価ができる。
録音した音声を聞いてみよう
FIFINE AmpliGame A8 音声テスト
USB接続して、そのまま録音アプリで収録した音声がこちら。
Blue Yeti X 音声テスト
こちらは FIFINE AmpliGame A8 よりも、価格が3倍近く高いマイクで収録したもの。
コスパの高さは FIFINE に軍配
これらの録音データは、どちらもまったく編集を行っていない。圧倒的に価格が安い FIFINE のマイクが、かなり健闘しているのがわかる。
当然、高額なマイクになると高音部分の透明感が増すなど、相対的に良く聞こえる部分があるとわかる。しかし、聞き比べない限りは、FIFNE の AmpliGame A8 でも十分に高音質だ。

逆に Yeti X は、高音がクリアすぎて破裂音や雑音も強調されてしまい、かえって聞き取りづらく感じることもあります。
音質においては好みもあるので、一概に断定できないものの、音声収録用のマイクとして AmpliGame A8 は必要十分な性能を持つマイクだと評価できる。
FIFINE AmpliGame A8 に最適な用途
用途 | 可否 | 備考 |
---|---|---|
Web会議 | 高音質で伝達できる | |
ボイスチャット | 聞き取りやすくて良い | |
ゲーム実況 | ショックマウントもあるので快適に配信できる | |
ナレーション収録 | ポップガード付きで安心して録音できる | |
楽器録音 | 楽器用に最適化されたマイクではない |
周波数応答の範囲は 50Hz ~ 20kHz と、低音から高音まで人の声を収録するのにはちょうど良い帯域であり、上記のような用途では快適に使えるだろう。
まとめ|初めての1台に最適なマイク
今回紹介した FIFINE AmpliGame A8 は、様々な用途で使いやすい USB マイクとして仕上がっている。特に初心者には、最初の1台目としておすすめできる製品だ。
普段からマイクを使っていると、ポップガードやショックマウントが必要なのは容易に想像できるが、初めてマイクを導入する人には気付きづらいポイントでもある。これらのアイテムが最初から同梱されているだけでも、十分に価値のある製品と言える。

LEDを好みの色に変更したり、ミュート操作やゲイン調整を直感的に行えるなど、簡単に扱えるのが良いですね。
オールインワンで揃えられる万能マイク。気になる方は、リンク先から詳細を御覧ください。
以上、FIFINE AmpliGame A8 コンデンサーマイクのレビューでした。