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電気ケトルFocustar実機レビュー!ポータブル電源と相性抜群です

更新日: 公開日:2024/11/03
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キャンプや車中泊で電気ケトルを使いたい!

しかし、電気ケトルは消費電力が大きい。環境によって使えなかったりする。

わが家のポータブル電源で使えるケトルはあるのか?可能性を探っていると、定格消費電力 300W でお湯を沸かせる製品を発見。早速購入し使ってみると、これは良い!期待を上回る使い勝手。

購入したのは、Focustar ポータブル電気ケトル 350ml モデル。

同製品は、他に容量 500ml のラインナップがあります。うちは夫婦2人で使う想定で 350ml のモデルを選択。理由については後半で解説。

ということで、レビューしていきます。

Index

Focustar 電気ケトルの主な仕様

Focustar ポータル電気ケトルの内容物

最大容量350ml
定格消費電力300W
定格電圧110V
定格周波数50 / 60Hz
サイズ(実測値)8.5cm × 8cm × 22cm
重量(実測値)467g (電源込み)
内容物電気ケトル本体、電源ケーブル 70cm、取扱説明書

300Wの低消費電力で利用できる

一般的な家庭用電気ケトルは、消費電力が 1000W を越え、短時間で一気にお湯を沸かせるのが特徴。しかし、最大出力が 1000W 未満の小型のポータブル電源だと使うことが出来ない。

うちで使っている EcoFlow の RIVER 2 Pro (楽天のセール時にクーポン利用で購入) は定格出力で 800W、ブースト機能を使っても 1000W までが限界。そのため普通の電気ケトルを使うのは難しく、低消費電力のものを探して見つけたのが同製品だった。

300W の低消費電力かつ、筒状で携帯性も優れている。

消費電力が少ない分、発熱するパワーも低い。そのため、沸騰するまでに時間が掛かるデメリットがある。ただそうは言っても、350ml 程度なら7分ほどでお湯を沸かせる。

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沸騰までの時間は、外気温や水温に依存するため参考程度に

こちらが、EcoFlow のポータブル電源。楽天スーパーセールのタイミング等、クーポンが出て4万円台で買えるガチでおすすめのやつ。買うなら楽天が安い。

Focustar 電気ケトルの構造

本体のフタは六角形をしたスクリュー式。30°くらい回せば外せる。内側はステンレス構造。最大容量を示す MAX の文字が記されている。お湯を沸かすときは、印のついたラインまでしか水を入れてはいけない。

Focustar の構造、フタを撮った状態

Focustar の構造、内側のMAXの表記

背面の電源接続口は、防水のためのゴムキャップ付き。利用時はここを開けてプラグを挿し込む。なお本体背面のシールに定格周波数 50Hz と記載がありますが、60Hz でも利用可能です。

Focustar電気ケトルの構造 本体背面の電源差込口

Focustar電気ケトルの構造 本体背面の電源差込口

フタに付いているのは密閉栓。お湯を沸かす際はこの栓を開け、蒸気の逃げ道を作ります。根本がくるっと回転するので、勝手に栓が閉じないように回しておくのがポイント。

なお水を入れすぎると、ここから熱湯が飛び出してくるので要注意。水の量は、先ほどの MAX の線を越えないこと。

Focustar電気ケトルの構造 密閉栓

Focustar電気ケトルの構造 密閉栓

Focustar電気ケトルの構造 密閉栓

底面はこんな感じ。ゴムじゃなくてウレタン?かな。ここはちょっと安っぽい。

Focustar電気ケトルの底面

背面にはシリコンゴムのストラップ。今のところ、あまり必要性は感じていない。

Focustar電気ケトルの構造 ストラップ

お手入れ方法(※ 丸洗いできない)

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お手入れの方法は、基本的に家庭用の電気ケトルと同じです

外装は電気周りをゴムパッキンで保護しているものの、防水仕様でない点に注意。内側のステンレス部分は洗うことはできても、外装は水洗いできない。お手入れの際は、固く絞った布巾などで拭き上げる程度に留める。

また内部は定期的にクエン酸を混ぜた水で洗浄(沸騰させる)することで、ケトル内の水垢を落として機能の低下を防ぐことができる。洗浄の手順は、説明書にも詳しく記載している。

Focustarでお湯を沸かしてみる

実際にポータブル電源につないで、お湯を沸かしてみよう!

  1. 最大水量を越えないように水を入れる
  2. フタを閉める
  3. ケトル本体に電源コードをつなぐ
  4. ポータブル電源にプラグを接続
  5. ケトルのフタにある密閉栓を開ける
  6. ケトル電源ボタンを押す

Focustar電気ケトルに水を入れる

電源を ON にするとボタン周りが青く点灯し、お湯が沸くと自動的に電源が切れてライトも消灯する仕組み。お湯を沸かしているとき、消費電力は 233W くらいで安定的に稼働。

Focustar電気ケトルをポータブル電源につないでお湯を沸かす

Focustar電気ケトル利用時の消費電力量

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小型の300W程度の出力を持つポータブル電源でも、安心して利用できそうです

沸騰までの時間は約7分半~9分

開始から2分くらいで、ゴゴゴーっと音がし始める。これは熱源付近の沸騰が始まった合図。このあと、完全に沸騰して電源が切れるまでトータル約7分半。最後のほうは、思ったよりボコボコ鳴らずにお湯が沸いた。思ったより速い!

肝心のお湯は、ちゃんと熱々。これで一安心。

気温6℃の環境下で沸かしたときは、沸騰まで約9分。概ね10分弱でお湯が沸かせる。

半分の水量でも利用可能

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水の量を半分 (180ml) で沸かしたら、4分ほどで沸きました

ちょっと温かいものを飲みたいときなど、1人分を気軽に沸かせるのが良い!あと仕事部屋のデスクにペットボトルの水と一緒に置いておけば、台所へ行かずいつでも温かいものが飲めることに気付いて、この冬へ向けた期待値が上がっている。

夫婦2人用で350mlにした理由

この Focustar の電気ケトルは 500ml と 350ml のモデルがある。

大は小を兼ねると言いつつも、使い方をイメージしたときに 500ml よりも 350ml のほうが使いやすい結論に至った。いろいろ考えても 500ml が必要な場面が思いつかない。

  • インスタント味噌汁2杯(150ml × 2)
  • インスタントコーヒー2杯(160ml × 2)
  • コーンスープ2杯(150ml × 2)
  • カップヌードル1杯(300ml)

350ml あれば、1回で2人分のお湯が沸かせる。どん兵衛クラス (400ml) のカップ麺を食べない限り、500ml 沸かす機会がない。

Focustar電気ケトルとカップヌードル

そしてポータブル電源と組み合わせて使うのを想定しているため、無駄な電力の消費は抑えたい。

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必要な分だけお湯を沸かすことを考えたら、2人だと350mlのほうが使いやすい!という結論に至りました

車中泊で使ってみた

購入後、車中泊の旅で実際に使ってみた。朝起きてコーヒーを飲んだり、スープを飲んで暖を取ったり。

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車旅で好きなときに温かいものが飲めるのって、最高な気分です!

その時の様子を別途記事にしているので、こちらも参考いただければと思う。

総評

この Focustar の電気ケトルは、300W の低消費電力で使えるのが最大の特徴。パワーのないポータブル電源でも、お湯を沸かせる。最大量の 350ml 入れても、10分弱でお湯が沸く。夫婦2人が使う量としても十分。筒型の形状が場所を取らず、携帯性にも優れているのが嬉しいところ。

実際 Focustar を使ってみて、想定通りの使い勝手だったことに満足している。

僕と同じように、ミドルクラスのポータブル電源に接続する用途で電気ケトルを探しているなら、この製品を選んで間違いないと思う。あとは用途に応じて、適切な容量を選ぶだけ。

価格もお手頃なので、気になる方は試してみて欲しい。

以上、ポータブル電源と相性抜群の電気ケトル Focustar のレビューでした。

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元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。ガジェットのレビューや、旅行の記録、フリーランスの日常をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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