DJI Mic 2 自動電源オフを無効化する方法!電源が勝手に切れる省エネモードは使わない
DJI Mic 2 は、デフォルトでトランスミッターの自動電源オフ機能が有効になっている。以下の条件を満たして15分経つと、自動的に DJI Mic 2 の電源が切れる。
- どのデバイスにも接続されていない
- DJI Mic 2 が録音状態でない
状況によっては、勝手に電源が切れるほうが便利かもしれない。しかし Vlog 撮影など、すぐに撮影したい状況で DJI Mic 2 の電源が切れていると、電源を ON にして接続するまでのタイムラグが生じてしまう。
僕は撮影チャンスを逃さないために、自動電源オフ機能を解除している。どのように設定しているのか、今回はその手順を紹介する。
DJI Mic 2 自動電源オフの解除方法
Osmo Pocket 3 の操作による無効化の手順
- Osmo Pocket 3 と DJI Mic 2 を接続状態にする
- Osmo Pocket 3 の設定を開く
- [ワイヤレスマイク] → [自動電源オフ] を無効化する
これで Osmo Pocket 3 の電源を切っても、15分後に DJI Mic 2 が電源オフになることはない。再び Osmo Pocket 3 の電源を入れると、自動的に DJI Mic 2 が接続される。
DJI Mic 2 レシーバーの操作による無効化の手順
- DJI Mic 2 のレシーバーとトランスミッターを接続状態にする
- レシーバーの設定からを [トランスミッター設定] を開く
- [トランスミッター自動オフ] をOFFにする
これで DJI Mic 2 のレシーバーの電源を切っても、15分後に DJI Mic 2 のトランスミッターの電源オフになることはない。
DJI Mic 2 自動電源オフ無効化のメリットとデメリット
- 撮影タイミングで電源ボタン操作が不要になる
- 撮影チャンスを逃さない
- バッテリー消費スピードが早くなる
- 使わないタイミングでの電源OFFが必要
電源操作を最小限に抑えられるため、撮影の準備がスムーズになる。ただし、常に電源をオンにすることで、バッテリー消費量が大きくなる点には注意が必要だ。
DJI Mic 2 のバッテリー駆動時間は約6時間。自動電源オフを無効にして、ずっと電源オンのまま運用する場合、半日でバッテリーが切れてしまう。必要なタイミングで、マイクの電源をオフにする運用が求められる。
DJI Mic 2 おすすめの運用方法
1年間、Osmo Pocket 3 と DJI Mic 2 の組み合わせで撮影してたどり着いた、僕の運用方法がこちら。
- 撮影しないときは充電ケースに入れておく
- ラベリアマイクとモバイルバッテリーで運用
充電ケースを使った運用
電源入れっぱなしの運用をしていると、撮りたいときにバッテリー不足になるリスクを伴う。そこで、明らかに撮影しないとわかっている時間は、必ず専用の充電ケースに入れておくように意識している。
DJI Mic 2 の電源がオンの状態でこの充電ケースに収納すると、取り出したときに同じ状態になるため、わざわざ DJI Mic 2 の電源操作をする必要がない。また、この充電ケースを使うことで、DJI Mic 2 が最長18時間使えるようになる。
基本的に撮影時は、2台同時に使っているため、この運用が一番楽な方法だという結論に至りました。
ただそれでも、充電する時間が用意できない場合があって、そのときは次の方法で対応する。
ラベリアマイクとモバイルバッテリーによる運用
充電器に収納しない運用方法がこちら。DJI Mic 2 を直接充電するという方法。
このようにラベリアマイク(ピンマイク)を利用すれば、DJI Mic 2 をモバイルバッテリーで直接充電しながらの運用を可能にする。
小型のモバイルバッテリーをつないで、DJI Mic 2 と共にパンツのポケットやポーチに入れて運用できる。充電時は DJI Mic 2 の電源が ON のままで良いため、丸一日電源を入れっぱなしの状態を可能にする。
使っているのは、DJI 純正のラベリアマイク。風防が付いているため、風切音も問題ない。クリップ部分が 360°回転する構造で、どんな服にも取り付けやすいのがおすすめポイント。
そしてこちらが、CIO の薄型軽量モバイルバッテリー。厚さは 1.2cm の薄型モデル。重量は 108g しかなく、スマホより 100g 近く軽くて使いやすい。ケーブルも付属する。
モバイルバッテリーを導入するまでは、わざわざ充電する時間を作る場面もあったけれど、直接充電できることに気付いてこの運用に落ち着いた。
モバイルバッテリーは、DJI Mic 2 のバッテリー残量不足になってから接続すれば大丈夫!録音しながらの充電が可能です。
5,000mAh のモバイルバッテリーであれば、ポケットに入れてもストレスなく利用できる。スマホの予備バッテリーとしても使えて、かなり快適になった。日常的に携帯する場合も、軽いほうが使いやすくて良い。
まとめ
Vlog 撮影やイベント等の撮影では、DJI Mic 2 の自動電源オフ機能が邪魔になることがある。そんなときは設定を無効化することで、運用が快適になる。
ただしバッテリー管理求められるため、必ずしも快適になるとは言い切れない。充電するタイミングがある場合は充電ケースを活用し、ずっとマイクを付けておくなら、モバイルバッテリーを利用する。
紹介したおすすめの運用方法を参考に、自身の撮影環境を構築してみてください。