ふるさと納税でもらった馬路村の万能ポン酢が美味しすぎる件。カツオとの相性が抜群すぎる

#おいしいふるさと納税 第2弾として、とっておきの調味料を紹介する。高知県馬路村の返礼品になっているポン酢だ。人口が1,000人にも満たない村から送られてくる、知る人ぞ知るゆずの村から送られてくるポン酢。
東京都内でも一部の商品が、成城石井などのスーパーで販売されている。僕の基本的な考え方として、数百円高い食材より、数百円高い調味料を買ったほうが QOL は爆上がりすると思っている。だから高い調味料の存在を知ると、ワクワクしてしまう。
そんな中で出会ったのが、馬路村のポン酢だった。
馬路村のゆずポン酢
寄付金5,000円のふるさと納税で用意されている返礼品、360ml のゆずポン酢3本セット。中央に写っている馬路村ぽん酢しょうゆは、中身そのままで商品名が「1000人の村ぽん酢」に変わり、通販限定用ラベルも変更されている。
それぞれのポン酢の特徴
「ゆずの村」
カツオだしとゆずの絶妙なバランスが多くのファンを集めた、馬路村を代表する商品。定番でありながら、ゆずの風味がしっかり味わえるポン酢。あと味もスッキリしている。
「1000人の村」
ゆず感をパワーアップさせた商品。「ゆずの村」よりもパンチがあって、脳まで突き抜ける感覚。ゆず好きにはたまらない。
「のーがえい」
ゆずの酸味を抑えつつ、出汁にこだわったポン酢。利尻昆布、土佐の宗太鰹の 100% 天然ダシが、料理に深みを与えてくれる。ゆずの酸味が苦手でも、美味しく食べられるポン酢。ツンとした刺激がないため、そうめん用の麺つゆにも使える。
馬路村のバックグラウンドがすごい
ふるさと納税をするときは、必ずその市区町村の土地について調べるようにしているのだが、なかなか興味深い村だった。
- 人口850人くらい
- 信号機のない村
- コンビニのない村
- 近隣の農協との合併を避け馬路村農協単独で頑張る
- 幾度となく市町村合併の話があっても村民の反対多数で否決
- 昔から地元で食べられていた柚子を利用して地域活性化
- 村おこしに成功
街まで 40km の道のりがある土地ながらも、山岳部の村として単独で存続する道を選び、馬路村 = 柚子の村 と印象づけるまで走り続けた努力。村おこしは、ものすごいパワーがないと成し遂げられないから、純粋に凄いと感じた。
興味のある方は、ぜひ馬路村農協のサイトを参照してほしい。村の歴史がギュッと凝縮されている。
では、ポン酢の話に戻ろう。
カツオとの相性が抜群
我が家では、カツオのたたき料理で馬路村のポン酢が大活躍してくれる。
レタスを敷き、オニオンスライスにカツオをのせ、薬味にニンニク、みょうが、大葉を添えたカツオのたたきサラダ。その上から、馬路村のポン酢をドバっとかける。
特に、ダシの効いている「のーがえい」ポン酢との組み合わせが最高にうまい。
ゆずの主張を抑え、カツオの味を引き立たせる。ポン酢自体にも宗太鰹のダシが入っているから、単純に旨味が倍増する感がある。サポート役に徹する柚子は、あと味としてほんのり香る。魚を食べたあととは思えない、すっきりとした抜け感で箸が止まらなくなってしまう。
このとき食べたカツオは、前日に釣ったばかりのもの。知り合いの居酒屋のマスターから、おすそ分けしていただいた。いつも新鮮な魚をいただいてばかりで、本当にありがたい。
刺し身で食べても、全く臭みがないほど新鮮なカツオ。のーがえいポン酢が、味を一層引き立てる。
最高の贅沢だ。
ゆずポン酢を好きになる味
僕自身、ゆずのパンチが効きすぎる味をあまり得意としていない。風味づけと称されながらも、主張が強すぎて、ゆず感で素材の味が上書きされてしまうのが好きになれないのだ。
それなのに、この馬路村のポン酢シリーズは、僕の苦手意識を変えてくれた。
「ゆずの村」や「1000人の村」はゆず感が強いのに、食材の邪魔をするような味の加わり方をしない。上品に柚子を香らせ、全体の味を引き立たせる役割を担っている。そして「のーがえい」は、素材をダシで包み込み、最後に香り付けの柚子がやってくるマイルドな味。
これらポン酢の特性から、料理ごとに最適解はあると思うのだけれど、どれを選んでも美味しいから選択に困ってしまう。ゆずが苦手でも好んで使いたくなるのが、ゆずの産地のゆずポン酢。
もはやこれまで使っていたスーパーのポン酢では、物足りなさを感じてしまう。
「のーがえい」は万能ポン酢
この3本の中で、僕が最も一押しなのが「のーがえい」だ。パッケージにかつおぽん酢と明記されるほど、ゆずよりもダシのアピールが強い。そして、季節ごとの最適な料理も提案してくれる。
- 春 …… 山菜の天ぷら、タケノコ刺身
- 夏 …… そうめん、冷や麦、冷奴
- 秋 …… 鰹のタタキ、焼きしいたけ
- 冬 …… とり鍋、水炊き、湯豆腐
日本酒と合わせたくなる料理ばかりがラインナップされている。
利尻昆布と宗太鰹の凝縮された旨味成分、良質なダシが脳天を刺激し、穏やかにやってくるゆずポン酢の優しい酸味が食欲を後押しする。醤油の代わりにも使える万能なポン酢は、必ず絶好調な美味しさを提供してくれる。
こんなに美味しいポン酢があるなんて、と感動を覚えたほど。これは一撃でファンになるやつだ。
ふるさと納税は3本セットがおすすめ
馬路村がふるさと納税の返礼品として用意しているポン酢セットには、6本セットや12本セットもある。しかし賞味期限が半年程度ゆえ、一般家庭でもなかなか消費するのが難しい。
僕が紹介した3本セットであれば、普段あまりポン酢を使わない家庭でも美味しいうちに使い切れると思う。賞味期限が切れても極端に味が落ちるわけでもないから、そこまで神経質になる必要はない。なくなったら、もう一度ふるさと納税するのもあり。
寄付金 | 5,000円 |
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返礼品価格 | 1,580円 |
実質還元率 | 31.6% |
賞味期限 | 6ヶ月 |
取り扱い | 楽天ふるさと納税 |
返礼品送付 | 1ヶ月以内 |
夏はさっぱりとした味付けに、冬は鍋料理のお供に。季節を問わずベストなパフォーマンスを発揮してくれるのも、おすすめポイントだ。
大量のポン酢セットが欲しい方は、こちらからどうぞ。
馬路村農協のネットショップもある
ポン酢を単品購入するなら、オンラインショップも用意されている。馬路村農協の直営なので安心だ。ただし 8,000 円未満の買い物は送料が掛かる。
間もなく我が家のポン酢が切れるため、大好きな「のーがえい」だけを複数本発注するか、ふるさと納税で3本セットを追加するか迷っている。どちらにせよ、馬路村のポン酢を入手するのは確実だ。
【おまけ】馬路村から団扇が届いた
6月初頭に馬路村から届いた。曲げわっぱの素材で作られたうちわだ。木のいい香りで部屋が満たされていく。120円切手を貼ると、ハガキとしても使えるらしい。
馬路村は森林面積 96% にもなる森の村で、高級建材である魚梁瀬杉(ヤナセスギ)の生産地。農業だけでなく、林業も馬路村の重要な産業だ。贈られてきた団扇はさすがに高級杉ではないと思うが、あまりにもしっかりした作りで驚いた。
デスクに置ける小さいサイズで、梅雨明け前に早くも大活躍。木の香りにも癒やされる。
これは返礼品としての届いた物ではないので、おまけとして紹介させていただいた。
最後に改めて、ふるさと納税を取り扱っているサイトのリンクを掲載しておく。
馬路村のポン酢3本セットは、寄付金5,000円のふるさと納税として、かなりパフォーマンスが高いと感じている。ぜひこれを機に、美味しいポン酢を味わってみませんか?