網戸の隙間から虫が入ってくる?!剛毛でフサフサなモヘアに交換して問題を解決!

快適な在宅ワーク生活を送るために、今年に入って間取りの広い部屋に引っ越した。日当たりがよく日中は明るく、窓を全開にすると部屋中を風が抜ける。エアコンの稼働が必要最小限で済み、とても心地よい日々を過ごしている。
継続的な自粛生活も相まって、結果的に自宅での生活が楽しめるようになった。
しかし1つだけ問題があって困っていた。
風通しが良い日に、やたら部屋に虫が入ってくる問題だ。網戸をしているのに、てんとう虫が天井に止まっていたのを見つけたときは驚いた。
しかもナナホシテントウではなく、ニジュウヤホシテントウ。草食で害虫に分類されるタイプのやつだ。
網戸に隙間がある問題
てんとう虫は小さい虫と言えど、網戸を通り抜けるような大きさはない。一体どこからやってくるのだろうと、窓を片っ端からチェックしていたら大きく隙間が空いているのを見つけた。
サッシ同士の境目にある隙間を埋めるフサフサの毛が、擦り切れて完全に機能を成していない。毛が短くなっているから、経年による可能性は高い。入居時に伝えたら直してもらえたのか不明ではあるが、すぐに解決したい問題だったので、自分で交換をすることにした。
網戸周りは、張替えを含むめ軽微な修繕として、借主負担の扱いになっている様子。
DIY で網戸の隙間を修繕する
フサフサの名前を調べる
交換するにも商品名が分からないと話にならない。網戸の隙間を埋めるフサフサ(モサモサ)の毛 について調べて、正式名称が モヘア であると知る。溝に通すだけの単純な構造になっているようで、自分で簡単に交換できそうだった。
交換方法の目処が立ったら、あとは最適なモヘアを探すだけ。どうやらサッシ側の溝にあうベース幅と、毛の長さを選ぶ必要があるみたいだ。統一サイズではなく、サッシによって合うサイズが違うらしい。
楽天は種類が豊富で、サイズにあったものが見つけやすかった。
ちなみにホームセンターへ足を運んでみたものの、差し込み式のモヘアではなく、両面テープで貼り付けるタイプのものしか売っていなかった。
網戸を外してサイズを測定
既存のモヘアのサイズを測るには、網戸を外さなくてはいけない。しかしレールから簡単に外れない構造になっているため、力任せで外してはいけない。網戸1つ外すにもコツがいる。
網戸は強風などでレールから外れないように、サッシの上部に外れ止めがついている。ここのネジを緩めて外れ止めを下げると、レールから簡単に外せる。
網戸を外したら、モヘアを引っ張るだけ。調べたサイトでそう書いてあったのに、全然引っ張れない。溝に詰まっている感じではなく、どこかで固定されているような感じ。
どうやらモヘアがズレ落ちないように、かしめている部分がある様子。この凹んでいる部分を、マイナスドライバーなどで持ち上げないとモヘアが外れない。
賃貸物件といえど、ここは容赦なくかしめている部分にドライバーを突っ込んだ。少しくらい力づくでやっても大丈夫。それくらいやって、ようやくモヘアが外せるようになる。
土台であるベース幅を測定。おそらくサッシ側にある溝の幅よりも、モヘア自身の幅を測ったほうが良い。
土台(ベース幅)は 4mm ちょうど。
そして毛の長さは、サッシの距離を測って判断することにした。サッシ間で、一番隙間が空いている部分を測定する。左側の出っ張りはモヘアを通す溝の厚みなので、必要な毛の長さは実測値で 7mm ほど。
しかし 7mm だとギリギリではないかと心配して、購入するモヘアは 1mm 長いものを選択。
楽天でモヘアを購入
僕が購入したのはこちら。
購入時、ベース幅 4mm のモヘアが売り切れていたため、代わりに購入した 4.5mm 幅のもの。この製品は 1m 単位で購入できた。中央にビニールのフィンが挟まっているのが特徴で、虫をガードする防御力がやたら高い。
最終的には、幅 4.5mm だとギリギリ通らない部分もあって、カッターで一部カットした箇所もあった。やはり測った通りの幅で購入するのがベストなんだと知る。
なお 4mm 幅であれば、このモジャモジャしたモヘアが購入候補だった。(こちらは 5m 単位での購入)
毛の長さが 6mm と実測値より 1mm 短い。結果的に購入したモヘアを付けてみて思ったのが、おそらく我が家の網戸の規格に合っているのは 4mm x 6mm のこちらの製品だったのかもしれない。
モヘアを交換する
せっかくだから全ての網戸のモヘアを交換しようと、15m くらい一気にまとめ買いした。届いた製品を見るとフサフサした毛並みで、交換前のモヘアがみすぼらしく見えてきた。
交換方法は簡単で、モヘアをかしめている部分をマイナスドライバーで起こしてしまえば、あとは買ってきたモヘアを溝に通すだけ。サイズが合っていればスムーズに交換できるはずだ。
前述の通り 4.5mm 幅だと通しづらいところがあった。一部サイドをカッターでカットして、無理やり通してなんとか交換できた。
後は、かしめていた部分を改めてマイナスドライバーで押し込む。モヘアが固定されれば完成だ。
網戸を戻したら、サッシの上部にある外れ止めを戻して、ネジで締め直したら交換完了だ。
サッシの外れ止めは、上部の隙間を数ミリ空けないと網戸がスムーズに動かなくなる。レールにぴったりくっつけないよう、戻すときは注意が必要だ。
なお上下端はレールと干渉したので、カッターで毛を短くカットする微調整が必要だった。
交換後の隙間がなくなった網戸
てんとう虫が入ってきてしまうほど開いていたサッシの隙間は、モヘア交換により完全に封印された。交換前と比べると一目瞭然だ。
隙間より毛並みの長いものを選び、かつモヘアの間にビニールのフィンがついた独特なモヘアに交換したため、サッシ間はピタッと隙間なく埋まった。また実測値より長い 8mm の毛を採用したせいか、引っ掛かりが強くて網戸の開閉は重くなった。掃除をするとき以外は網戸を動かす機会がないため、そこまで気にするほどではないと感じている。
そんなことよりも、完全に隙間が埋まって虫が入ってこなくなったほうが重要だ。これで遠慮なく窓が開けられる。
まとめ
網戸のサッシの隙間を埋めるために、DIY でモヘアを交換した。経験から得られたことは次の通り。
- 網戸は外れ止めを緩めないとレールから外せない
- モヘアはズレないようにかしめている箇所がある
- 購入前のモヘアの測定が重要
- ベース幅はジャストサイズで選ぶ
- ベース幅は -0.5mm でもいけるらしい
- 長さの理想はジャストサイズ
- 長さは実測値 -1mm でも問題ない
- 毛が長すぎると網戸の開閉が重くなる
モヘアを購入するなら、楽天が最適。種類が豊富で、ちょうどいいサイズの製品を見つけやすい。時期によっては売り切れているが、入荷を待ってでもジャストサイズのものを選ぶのが正解。
最後に改めて、僕が購入した 4.5mm 幅の製品と、4mm 幅で購入候補として挙げていた製品のリンクを掲載しておく。参考までに。