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正月明けの成田山新勝寺の様子と印旛沼の隠れた名店「水産センター」

2025/01/17
正月明けの成田山新勝寺の様子と印旛沼の隠れた名店「水産センター」

新年の始まり。事業の繁栄を祈願して、成田山新勝寺を参拝する。

いつもは予定立てて、早朝から出掛ける。しかし今年は、朝起きて「成田山に行くなら今だ!」と直感がはたらき、勢い任せで行ってきた。

思い立ったが吉日。

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天気は晴れ。小正月を迎えたこの日は、寒さも一段落して過ごしやすい一日でした。

正月明けも大人気!成田山新勝寺の参拝ポイント

正月明けと言っても、1月は新春特別大祈祷会が行われる特別期間。参拝者が多く集まるため、混雑は避けられない。また2月になったら節分インベントで、再び参拝ラッシュが訪れる。

そして、この時期の成田山新勝寺は、到着してすぐ駐車場問題に直面する。

駐車場の渋滞対策!ポイントはさっさと停める

朝早い時間帯は、総門に最も近い 弘恵会田町駐車場 に停められる。この日の到着は11時近く。駐車場への道のりで、既に駐車待ちの渋滞が発生していた。

タイミングが悪いと、30分以上待たされる。渋滞の列が確認できた時点で、手前の駐車場にさっさと停めてしまうのがおすすめだ。

なお、駐車料金は800円が一般的。稀に1,000円の場所もあるのでご注意を。

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混雑する時間帯を避けるなら、8時台に成田山到着を目指すのが良いです。参道の店舗は早くお店が閉まるため、遅い時間帯よりも早朝が狙い目です。

この時期は参拝者こそ多いけれど、車さえ停められれば後はどうにかなる。

総門から本堂までの様子

総門をくぐり、真っ直ぐ本堂へ向かう。

成田山新勝寺の総門を通り抜けると、いよいよ参拝が始まる

初めて参拝する方は、成田山新勝寺の公式サイトで正しい参詣方法を要チェック。

平日だというのに、手水舎から行列を成している。これが正月明けの成田山だ。この時期は外国人観光客よりも、日本人の参拝者が圧倒的に多いため、混雑していても比較的スムーズに事が進んでいく。

成田山新勝寺の階段が参拝者で混雑している

成田山新勝寺 仁王門の提灯

成田山新勝寺 大本堂 令和7年の幕

御札の受付は先に済ませておくこと

昨年の御札を納札所に納めて、新しい御札を授かりに授与所へ。ちなみに正月の時期は、総門をくぐってすぐ左手の建物でも受付をしている。

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御札の受け渡しには、40分程掛かります。参拝前に、受付しておくのがポイント。

境内の参拝と御護摩祈祷

御札の受付が終わるタイミングで、ちょうど11時の御護摩祈祷が始まる。せっかく成田山に来たら、本堂での護摩焚は欠かせない。

しかし本堂は、既に大混雑。定刻間際に中へ入るのは大変なので、御護摩祈祷は12時にして、他を周ることにした。例年、次のようなルートで参拝している。

  • 成田山新勝寺 大本堂
  • 出世開運稲荷
  • 光明堂
  • 釈迦堂(厄除けが必要な年)

大本堂で挨拶をしたあと、最初に目指すのは出世稲荷。大本堂に向かって左手前に真っ直ぐ進むと、出世稲荷の看板が迎えてくれる。といっても、目指す先は階段の上。

成田山新勝寺の出生稲荷へ続く階段

上まで登り切ると、鳥居の手前に2つの売店が並ぶ。お狐様の好物である油揚げと蝋燭、お狐様の人形が売られている。どちらも参拝時に納めるものだが、必ずしも買う必要はない。いわゆる「お気持ち」というやつだ。特別にお願いしたいことがあるときは、納めるのが良いだろう。

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お供え物を購入すると、火打ち石を鳴らしてもらえます。

ただ、購入した油揚げや人形は、奉納後回収され再び売店にならぶ仕組みのため、少しだけモヤっとした気分になる。いつの間にか、油揚げの値段も300円に値上げされ、一瞬買うのを躊躇したのはここだけの話。

成田山新勝寺 開運稲荷の売店

開運稲荷で祀られているのは、荼枳尼天(だきにてん)様。商売繁盛や福財をもたらす神として、親しまれている。

成田山新勝寺 開運稲荷の鳥居

ここの参拝方法は、合掌一礼。お寺の境内にあるため、神社であってもお寺の作法になる。(ちゃんと書いてあるから、覚える必要はない)

成田山新勝寺 開運稲荷で合掌一礼

成田山新勝寺 開運稲荷で合掌一礼

ここでは、名刺を貼った絵馬を奉納することができる。

参拝の後は階段を降りて、大本堂左手奥にある光明堂へ。せっかく階段を降りたのに、また登らなくてはいけない。成田山新勝寺の参拝は、アップダウンが激しい。

成田山新勝寺 光明堂

光明堂の中に入ると、左から不動明王像、大日如来像、愛染明王像が祀られ、左から順番に参拝する。中は狭い構造のため、少ない人数しか入ることができない。

成田山新勝寺 光明堂

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この光明堂の裏には、石壁に囲まれた洞窟「奥之院」があり、夏の祇園会で開扉され中に入れます。一度行ってみたい!

出世稲荷、光明堂とまわり、ちょうど御護摩祈祷の10分前になった。

再び大本堂へ戻り、靴を脱いで中へ入っていく。祈祷が始まる時間までは、説法が行われている。御護摩祈祷の開始間際は多くの人が集まり、混雑で入れない場合もあるため、10分前には中で待機しておきたい。

さあ、御護摩祈祷が始まる。

僧侶が定位置につき、金剛鈴を鳴らす。チリーン、チリーン。お堂内に響く鈴の音。少しずつ音の間隔が短くなり、突然「ドーン」と打ち鳴らされる、直径 175cm の巨大な太鼓。

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あまりにも、全身に響くような爆音で、驚いて体がビクッとする人がいるほど。初めての人は、心臓が飛び出すんじゃないかな(笑)

高く燃え盛る、御護摩の炎へ、次々と護摩木が焚べられる。

堂内は撮影禁止のため、どのようなイメージかは公式サイトを参照して欲しい。想像するより迫力があるので、成田山へ行ったらぜひ護摩焚きをご覧いただきたい。

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1月の特別期間は、ほぼ毎時御護摩祈祷が行われています。

約15分ほどの御護摩祈祷を終えると、右奥に人が集まり始める。これは、お手綱参拝のため。護摩壇の前にある五色の綱に触れて、お不動様とご縁を結ぶというもの。誰でも参加でき、反時計周りで進む。

いつも同じ運命を辿るおみくじ

行きたい場所は一通り参拝できたので、最後におみくじを引いてお守りを授かる。

今年の運勢は……末吉

成田山新勝寺おみくじ

成田山新勝寺でおみくじを引くと、かなりの頻度で「苦労はするけど努力すれば報われる」という結果になる。ここのおみくじが、そのような内容ばかりなわけではない。でもなぜか、僕の引くおみくじは、いつも同じ運命を辿っている。

今は仕事も良い状況ではないため、書いてあることはあながち間違っていない。地道に頑張ろう。

成田山新勝寺の参道を散策する

新勝寺を出た後は、参道を散策するのが定番。相変わらず、うなぎ屋は混んでいる。

成田山を参拝したら、うなぎを食べるのが王道の流れ。しかしこの日は出掛ける時間が遅く、総門から最も近い老舗、駿河屋さんの待ち時間は2時間オーバー

少し参道を登った場所にある川豊さんも、同様の混雑状況。

お正月明けの成田山新勝寺の川豊の混雑

どちらの店も、入店の順番待ちチケットを発券する仕組みが用意されている。極力待たずに入店したいなら、開店前に訪れるのがベスト。

また、ある程度は待ち時間が把握できるため、プラプラ散策して過ごすこともできる。

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ちなみに、すぐに購入できるテイクアウト用のお弁当も用意されています。

ここから2時間は、待っている時間が勿体ない。かと言って、お弁当な気分でもない。ひとまず、参道を散策することにした。

そうは言っても、時間は昼時。お腹は空いている。そんな中、ふと目に入った「金時の甘太郎焼」。老舗の大判焼き屋さんで、参拝客にも人気がある行列ができるお店。いつもは、うな重をでお腹がいっぱいだから、こんなタイミングじゃないと食べられない。

メニューは、あずきと白あんの2種類のみ。

「金時の甘太郎焼」外観

焼き立ての大判焼きは、外がカリカリ、中がアツアツのあんこがたっぷり入ってる。これが、なかなかのボリューム。上品な甘さの餡が美味しい。

金時の甘太郎焼の大判焼き あずき

甘いものを食べたて、一気に気分が満たされた。

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こういうときに食べる和菓子って、なんでこんなに美味しんだろう。

喉が乾いたので、総門向かいにある成田山 信徒会館で、温かいお茶をいただく。ここは無料休憩所でもあり、出世稲荷への階段の手前にも、同じような休憩所がある。ちなみに、お茶は無料。

さて、次はどこへ行こう。

お茶を飲みながら周辺地図を眺めると、印旛沼に漁協直営レストランを発券。その名も、水産センター。成田山から車で15分ちょっと。Google マップのレビューは600件以上投稿され、評価も高い。

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気になるな……。よし、行ってみようか!

印旛沼漁協直営レストラン水産センターへ

というわけで、到着。

印旛沼漁協直営レストラン水産センター

入口は野良猫 (?) が陣取っている。人馴れしているのか、近くを通っても逃げる気配がない。どうもお店の閉店時間に合わせて、近所のネコが餌をもらいに寄ってくるらしい。

印旛沼の水産センターで餌を待つネコ

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とても毛並みが良く、健康的で艶々しています。きっと、良い魚をもらっているんだろうな(笑)

店内には、いわゆる "懐メロ" が流れていた。地方へ出掛けたときに感じる、どこか懐かしい空気。古臭いわけでなく、時が止まっている雰囲気が落ち着く。

印旛沼 水産センターの店内

印旛沼 水産センターの店内

美味しいうな丼でお腹を満たす

成田山の参道で大判焼きを食べて、小腹は満たされている。

それでも成田山を参拝したら、やっぱりうなぎを食べなきゃ。ここでは「うな丼」を注文した。価格は2,600円 (2025年1月現在)。決して安くはないけれど、ここは奮発するしかない!

印旛沼のレストラン水産センターのうな丼

肉厚の身に、皮をパリッと焼き上げた蒲焼き。香ばしい匂いが食欲をそそる。

うな重のような豪華さはないが、それがむしろ、満腹になりきらないちょうど良い量で、最後まで美味しくいただけた。今回ばかりは、うなぎが食べられないと思っていたので、美味しいうなぎにありつけて嬉しい!

ここでは他にも、ナマズの天ぷらや、鯉の洗いといった気になるメニューも提供されている。

印旛沼のレストラン水産センターのメニュー

ここはまた、機会を設けて来るだろう。そんな予感がする。

外に出ると、待機するネコが5匹に増えていた。餌を求めて行列になっていることもあると店員さんが言っていたのは、このことか!そしてみんな、健康そうな子ばかり。今日は何をもらうのかな(笑)

そんなわけで、今回の成田山新勝寺の旅路はここまで。

まとめ

朝起きて、思い立って出掛けた成田山新勝寺。正月明けから節分に掛けては、混雑こそ避けられないものの、新春を迎え気分を一新するにはぜひ訪れて欲しい場所だ。

朝9時を過ぎると、駐車場渋滞が発生するほど参拝者が多く訪れるため、車で訪れる際は早い時間に参拝できるよう準備するのをおすすめしたい。

今回はいつものうなぎ屋さんに行けなかったけど、その代わりに新しい場所を開拓できた。お気に入りの定番のルートで回るのも良いけれど、たまには新しい刺激があると楽しい。

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今年の目標は、旅行 Vlog 以外にも、ちょっとしたおでかけの様子を、何かしら記録に残すことを目指しています。更新の情報は X (@LetsNJ) で発信していますので、フォローなどしていただけると嬉しいです!

以上、正月明けの成田山新勝寺の様子でした。

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NJ

元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。ガジェットのレビューや、旅行の記録、フリーランスの日常をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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