成田山新勝寺に行ったら、うなぎを食べる。お店に迷ったら駿河屋へ。一度は食べて欲しい最高級の味。

更新日: 公開日:2021/07/13
成田山新勝寺 総門

成田山新勝寺。成田空港から電車で10分、徒歩15分。車移動なら約15分。外環自動車道が東関東自動車道に接続したことで、都内から首都高を利用しなくても行けるようになった。

お正月には御札を授かりに、夏は半期の報告とともにお参りに。特別な信仰があるわけではないけれど、訪れると気分的にすっきりできる場所として定期的に通っている。

出向くときは、平日9時の御護摩祈祷を狙っていく。朝はいつも早い。そして11時頃には一通り周り終えて、超絶美味しいうな重を食べる。成田山とうなぎ料理は、セットみたいなもの。それを知らずして、成田でうなぎを食べないのは勿体ない。

今回は成田山新勝寺の話ではない。主役は「うなぎ」だ。

成田山新勝寺の周りは鰻屋だらけ

JR 成田駅、京成成駅から始まる表参道には、江戸時代から創業している老舗も多く、時代を感じる建物が軒を連ねている。

その中でも、うなぎ屋の多さは群を抜いている。ここまで鰻を提供する店が密集している観光地は珍しい。なぜ、うなぎの街になったのか?詳しい歴史は、成田市観光協会のサイトが参考になる。

簡単にまとめるとこんな感じだ。

  • 古くから近くの印旛沼で採れる川魚を食べていた
  • うなぎ料理は栄養が高く重宝された
  • 生活が豊かになり江戸からの成田詣がブームになる
  • 江戸でうなぎブームが起こる
  • 成田詣の客にうなぎを振る舞う文化が定着

お手軽な価格ではない

うなぎ価格の高騰により、成田山の表参道で食べられるうなぎ料理も、かなり高価な食事になっている。うな重は安くても3千円くらい、高いお店だと4千円近くになる。しかも毎年ちょっとずつ価格の変動があるから、これらの情報も最新とは限らない。

一昔前はもっと安かったのに、こればかりは時代の流れに逆らえない。

価格を抑えたいならこのお店

お店によって千円近い価格差はあるものの、どのお店で食べても満足できる美味しさなのが成田のうなぎだ。もし少しでも価格を抑えたお店を選ぶなら、川豊本店もしくは近江屋あたりがおすすめ。

川豊は店先で鰻を焼いているので、店構えが見えた途端、その匂いに引き込まれること間違いなし。ただどちらのお店も、手軽に食べられる価格帯ではないのは大前提として覚えておいてほしい。

僕にとって成田山のうなぎは、成田山新勝寺へ出向いたときの特別な料理としていただいている。

一番のお気に入り「駿河屋」

成田山 駿河屋 外観

最初に紹介した2店舗も美味しいうなぎ料理を提供してくれるお店だが、僕が最も通っているお店が「駿河屋」さんだ。成田山新勝寺の総門からすぐ左手にあるお店で、成田山へ行ったら一度は食べておきたい名店の1つである。

どのうなぎ屋がおすすめか問われたら、駿河屋を第一候補として挙げるのは間違いない。そして次点で、川豊、近江屋と続く。

お店の外で焼かれるうなぎ

朝早くから、お店でうなぎを捌く様子がうかがえる。そして昼近くになると、お店の外でうなぎを焼く光景も見られる。店内の厨房では間に合わないほど、繁盛している証拠だ。

成田山 駿河屋の鰻を焼く姿

成田山 駿河屋の鰻を焼く姿

お店からも、うなぎのタレの香ばしい匂いが漂う。圧倒的に食欲を刺激する匂い。表参道の道のりは長いのに、一番手前にある駿河屋で足を止めてしまう観光客をこれまで数多く見てきた。

しかし平日ですら、お昼近くになると機械式の整理券による順番待ちが当たり前になる大人気店。

狙うなら開店直後、もしくは閉店近い時間がおすすめ。12時になると、整理券の待ち時間が1時間を超える。丁度よい昼どきに、いいタイミングで入れないのが、人気店の残念なところだ。

特に週末は、どこのお店に行っても混んでいるのが当たり前。場合によっては、2時間待ちの覚悟が必要になる。

一度食べたら忘れられない

これが駿河屋のうな重だ。お新香と肝吸いがついてくる。

成田山 駿河屋うな重

うなぎは厚みがあり、箸をそえるだけで簡単に切れるほど、柔らかくフワフワと仕上っている。備長炭で焼き上げているので外は香ばしく、甘いのに主張の強くないサラッとした秘伝の醤油ダレとの相性が抜群に良い。

難しい話は抜きにして、美味いのだ。

僕自身、出張や旅行などで様々な地域の鰻を食べてきたけれど、ここ駿河屋のうな重が一番好きかもしれない。初めて食べたときから、ずっと好き。だから何度も通ってしまう。

(そして毎年、うなぎの写真が増えていく)

成田山 駿河屋うな重

成田山 駿河屋うな重

取り扱っている鰻の中には、日本全国で約30店舗しか取り扱いがないブランドうなぎ。幻のうなぎと称される、大井川の共水うなぎが用いられたメニューも用意されている。

過去に一度だけ食べた記憶はあるのだけれど、遠い過去すぎて残念ながら味の記憶がない。そして、価格は年々うなぎ上り。今では6千円を超えた高級料理となってしまい、なかなか手が出せないでいる。

通常メニューのうな重であっても、僕の中では完璧な「うな重」なのは間違いない。だからこそ、御札を授かったタイミングで、今年も1年頑張ろうと駿河屋のうなぎを食べるのが、僕にとって特別な時間だったりする。

こうして過去の写真を振り返ってみると、特上うな重を注文していた年もあった。さすがに今は、その量を食べられる自信がない。

成田山 駿河屋うな重

ふっくらした白焼きの贅沢な味

友人と連れ立って出向くときは、うな重と別に白焼きも注文する。見事なまでにふっくらと仕上がって、うなぎの旨味を深く味わえる。添えられたワサビをつけたら最後、過去に味わってきたうなぎの印象が完全にリセットされる。

成田山 駿河屋 白焼き

タレのついた蒲焼きも美味しいけれど、上品な白焼きも一度食べたら忘れられない至高の逸品なのだ。

サイドメニューもおすすめ

老舗の料理を食べる機会は滅多にないので、川海老の唐揚げやだし巻き卵を注文することもある。どちらも価格は600円程度。他にも「鰻にこごり」や「鯉こく」などのラインナップが用意されている。どれも味は確かだ。

成田山 駿河屋だし巻き卵

店舗情報

最後に店舗情報を載せておく。

住所千葉県成田市仲町359
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定休日木曜日、他(※)
営業時間10:00 ~ 16:30 ラストオーダー(※)

通常は木曜定休で、祝日と重なる場合は他に振り返られる場合がある。また営業時間は、昨今の社会情勢により短縮営業をしているため、正しい情報は公式サイトから確認いただきたい。

その土地に根付いた食文化に触れるのは、観光における楽しみの1つだったりする。成田山のうなぎ料理は、江戸時代から続く歴史がある。

気軽に食べられるような価格ではないけれど、成田山へ行ったら食べたくなってしまうのは、本物の味を知ってしまったからなのかもしれない。きっとこれからも、成田山新勝寺を参拝し、うなぎを食べるスタイルは変わらず、歳を重ねていくのだと思う。

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About me

NJ

元システムエンジニア。個人事業主として独立して Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくり。

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