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成田山新勝寺で絶品うなぎを食べよう!駿河屋のうな重は最高のご褒美だ

更新日: 公開日:2021/07/13
成田山新勝寺 総門

成田山新勝寺。お正月には御札を授かりに、夏は半期の報告とともにお参りに。特別な信仰があるわけではないけれど、訪れると気分がすっきりする場所として定期的に通っている。

出掛けるときは、平日9時の御護摩祈祷を狙って出発。朝はいつも早い。そして、11時頃には一通り周り終える。

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成田山新勝寺といえば、参拝後にうなぎを食べるのが定番です。特におすすめなのが「駿河屋」さん。一度食べたら忘れられない味です。

今回は成田山新勝寺の話ではなく、主役は「うなぎ」。

成田山新勝寺の周辺は鰻屋だらけ

JR 成田駅、京成成駅から始まる表参道には、江戸時代から創業している老舗も多く、時代を感じる建物が軒を連ねている。

その中でも群を抜いて、うなぎ屋が多い。ここまで鰻を提供する店が、密集している観光地は珍しい。なぜ、うなぎの街になったのか?詳しい歴史は、成田市観光協会のサイトに記されている。

簡単にまとめると、次の通り。

なぜ鰻屋が多いのか?

  • 古くから近くの印旛沼で採れる川魚を食べていた
  • うなぎ料理は栄養が高く重宝された
  • 生活が豊かになり江戸からの成田詣がブームになる
  • 江戸でうなぎブームが起こる
  • 成田詣の客にうなぎを振る舞う文化が定着

お手軽な価格ではない

うなぎ価格の高騰により、成田山の表参道で食べられるうなぎ料理も、かなり高価な食事になってしまった。うな重は安くても3千円くらい。高いお店だと4千円オーバー。しかも毎年ちょっとずつ価格の変動があり、ここ10年近くは値上げ傾向が続いている。

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一昔前はもっと安かったのに、こればかりは時代の流れに逆らえないのでしょう。

価格を抑えたいならこのお店

お店によって千円近い価格差はあるものの、どのお店で食べても満足できる美味しさなのが、成田のうなぎ。ただその中でも、特に美味しいと口コミ評価の高いお店は、常に行列が絶えない。

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安くて美味しい(といっても安くないけど)お店を選ぶなら、川豊本店もしくは近江屋がおすすめです。

川豊は店先で鰻を焼いている。お店の近くへ行くと、蒲焼の美味しそうな匂いに引き込まれること間違いなし!昼には1時間以上待つ人気店のため、予め店頭で予約の番号チケットを発券しておくのをおすすめする。

成田山参拝後に絶対食べたい鰻の名店「駿河屋」

成田山 駿河屋 外観

最初に紹介した2店舗も、美味しいうなぎ料理を提供してくれるお店だが、個人的に最も通っているお店が、こちらの「駿河屋」さん。成田山新勝寺の総門からすぐ左手にあるお店。成田山へ行ったら、一度は食べておきたい名店の1つ。

どのうなぎ屋がおすすめか問われたら、真っ先に「駿河屋」を紹介する。次点で、川豊、近江屋と続く。

お店の外で焼かれるうなぎ

朝早くから、お店でうなぎを捌く様子を覗くことができる。店内の厨房では間に合わないほど、繁盛しているお店のため、昼頃にはお店の外でうなぎを焼く光景も見られる。

成田山 駿河屋の鰻を焼く姿

成田山 駿河屋の鰻を焼く姿

うなぎのタレの香ばしい匂いが、漂ってくる。圧倒的に食欲を刺激する匂い。表参道の長い道のりの、一番手前にある好立地の駿河屋。数多くの観光客が、足を引き止めてしまうのも成田名物の1つだろう。

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平日ですら、お昼近くになると機械式の整理券による順番待ちが当たり前になる大人気店です。

狙うなら次のタイミングがベスト。

  • 開店直後
  • 閉店間際
  • 正月、節分の時期を抜けたら平日午前中

週末や混雑時期は、12時を過ぎると整理券の待ち時間が1時間を超える。ちょうどお腹が減ったタイミングで入るのが難しいのが、人気店の残念なところ。

成田山新勝寺の駿河屋「1時間以上」の待ち時間を示す看板

特に週末は、どこのお店に行っても混んでいるのが当たり前。場合によっては、2時間待ちの覚悟が必要です。

一度食べたら忘れられない

これが駿河屋のうな重だ。お新香と肝吸いがついてくる。

成田山 駿河屋うな重

うなぎは厚みがあり、箸をそえるだけで簡単に切れるほど、仕上りは柔らかくフワフワしている。備長炭で焼き上げているので外は香ばしく、甘いのに主張の強くないサラッとした秘伝の醤油ダレとの相性が抜群に良い。

難しい話は抜きにして、とにかく美味い。

僕自身、出張や旅行などで様々な地域の鰻を食べてきたけれど、ここ駿河屋のうな重が一番好き。初めて食べたときから、ずっと好き。そして何度も、通ってしまう(笑)

成田山 駿河屋うな重

成田山 駿河屋うな重

取り扱っている鰻の中には、日本全国で約30店舗しか取り扱いがない貴重なブランドうなぎ、幻のうなぎと称される大井川の「共水うなぎ」を味わえるメニューも用意されている。

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共水うなぎのうな重は、6千円オーバー!もう高くて手が出ませんが、こういった逸品も楽しめるのが駿河屋さんの良いところです。

とは言え通常のうな重も、完璧な「うな重」だ。だからこそ、御札を授かったタイミングで、今年も1年頑張ろうと駿河屋のうなぎを食べるのが、僕にとって特別な時間だったりする。

こうして過去の写真を振り返ると、特上うな重を注文していた年もあった。さすがに今は、その量を食べられる自信がない。

成田山 駿河屋うな重

ふっくらした白焼きの贅沢な味

友人と連れ立って出向くときは、うな重とは別に白焼きも注文する。見事なまでにふっくらと仕上がって、うなぎの旨味を深く味わえる。添えられたワサビをつけたら最後、過去に味わってきたうなぎの印象が完全にリセットされる。

成田山 駿河屋 白焼き

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タレのついた蒲焼きも美味しいけど、上品な白焼きも一度食べたら忘れられない至高の逸品です。

サイドメニューもおすすめ

お腹に余裕があるなら、川海老の唐揚げやだし巻き卵もおすすめしたい。老舗の料理は、何を食べても美味しい。どちらも価格は700円前後。

成田山 駿河屋だし巻き卵

他にも「鰻にこごり」や「鯉こく」などのラインナップがあり、どれも味は確かだ。

店舗情報

成田山 駿河屋 外観
駿河屋 成田名代うなぎ屋
住所
千葉県成田市仲町359
営業時間
平日: 11:00 ~ 16:00 (L.O.)
土日祝: 10:00 ~ 16:00 (L.O.)
定休日
木曜日、他(*)
URL
https://www.surugaya-unagi.net/

通常は木曜が定休日。祝日と重なる場合は、他に振替えられる場合がある。また営業時間は変更があるため、正しい情報は公式サイトから確認ください。

その土地に根付いた食文化に触れるのは、観光における楽しみの1つだ。成田山のうなぎ料理は、江戸時代から続く歴史がある。

昨今の事情で、気軽に食べられるような価格になってしまったけれど、成田山へ行ったら鰻が食べたくなるのは、本能的にしょうがないのだと思うようにしている。

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きっとこれからも、成田山新勝寺を参拝して鰻を食べるスタイルは変わらず、歳を重ねていくのだと思います。

成田山を参拝される機会がありました、ぜひうなぎ屋さんも訪れてみてください。

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NJ

元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。ガジェットのレビューや、旅行の記録、フリーランスの日常をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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