旅とガジェット、日常をつづるブログ「エヌクラ」

HHKBのチャタリング問題はこれで解決している【同じ文字が勝手に入力される事象】

更新日: 公開日:2024/10/10
HHKBのチャタリング問題はこれで解決している

静電容量無接点方式のキーボード代表の1つである HHKB。僕の持っている HHKB Professional HYBRID Type-S の Amazon の販売ページを見ると、冒頭の説明に次のように記されている。

高速入力に最適なチャタリングのない静電容量無接点方式、長時間の使用でも疲れない理想的なキータッチと長寿命、Bluetooth接続とUSB接続(Type-C)、キーマップ変更機能、Speed(高速タイピング性)とSilent(静粛性)に優れる「Type-S」のキー構造。

チャタリングのない静電容量無接点方式。

しかし「ああああああああああああああ」のように、一回のタイピングで複数の文字が入力されることがある。これはチャタリングではなく何なのか。構造上チャタリングが起こりづらいのは理解しているつもりでも、事実として HHKB のチャタリングに困っている人が多くいる。

僕もその一人。

パソコン仕事のため、ほぼ毎日 HHKB でタイピングしている。接続先は Windows デスクトップ端末。頻繁に発生しないのがまだ救いで、忘れた頃にチャタリングが発生する。これが本当に厄介。

みんなとりあえず公式の方法を試す

公式サイトでは、チャタリング発生時の場合の対処法について記述がある。ただし Bluetooth 接続不具合の対処方法として記述されているため、直接該当のページを見つけるのに少し苦労する。

初めてチャタリングに遭遇した人は、上記の内容をまず試してほしい。Bluetooth の問題でチャタリングが発生するのは、HHKB に限らず一般的なキーボードでも起こる事象。よって、記載の内容で直るケースは十分にあり得る。

NJ

ただ、チャタリング発生のたびに対応するには試す内容が多すぎて、何か違うように思う自分もいます

なお上記の内容を簡潔にまとめると、可能性として以下の要因が挙げられている。

  • Bluetooth接続の不安定さ
  • 電波干渉の影響
  • 古いドライバーによる問題
  • 省電力設定の影響

電池残量が減っていると、Bluetooth 接続が不安定になりチャタリングが発生しやすくなる。しかし経験上、オレンジのランプが点灯するまで(バッテリー残量0%になるまで)HHKB を使い続けても、チャタリングが発生する機会は少ない。

そして電波干渉を問題にされると、Bluetooth 接続のメリットとは?と疑問が浮かぶ。

ドライバーの問題と省電力設定については、最初に対応するとその後の対応はほぼ不要になる。ドライバーの更新頻度は低いし、省電力設定はパソコンを初期化しない限り通常はそのまま。

それでもチャタリングは発生する。公式の対処法では完全解決に至らない。

ちなみに僕の HHKBは裏面の SW6 で省エネモード(30分自動電源OFF)を無効化しているため、常に電源 ON の状態で運用。電池は エネループ を使用し、約三週間おきに交換。

面倒な対応は根本的な解決方法じゃないと思ってる

キーボードで絶好調にタイピングしている途中でチャタリングが発生したら、Bluetooth のペアリング再接続やパソコンの再起動など、時間が掛かり過ぎてやってられない。公式の FAQ にある、Bluetooth接続不具合の対処方法を都度行うのは非効率すぎる。

NJ

プログラミング途中や、ブログ記事執筆中にパソコン再起動とか、絶対に嫌!

それが根本的な解決方法と言うのであれば、HHKB なんて使ってられない。黙って USB ドングル通信できる、ロジクールの MX KEYS miniLogi Bolt で通信状態を安定させたほうが、文字入力作業に支障をきたさない。

NJ

ちなみに僕のサブ機(自作PC)では MX KEYS mini を利用しているので、実体験からもおすすめできる。

もっと短い時間で解決できる方法がないのか。試した結果、僕がたどり着いた結論がこれ。

HHKB 再起動だけでチャタリングを解決する

HHKB HYBRID Type-S

そんなのとっくに試してるし、HHKB を再起動してもチャタリングが直らない事象も確認してる。と声が聞こえてきそうですが、単に HHKB を再起動するわけではありません。

HHKB の電源を切ったあと、キーボード全体をカチャカチャとタイピングして再起動 すると、なぜかチャタリングが解消するのです。

マウスのチャタリングと近い事象が発生しているので、同じ方法で解決するのではと試してみたら上手くいっただけ。公式のどの対処法よりも簡単にできる方法。しかしこれが根本的な解決方法か問われたら、Yes と返答する自信はない。

しかし幾度となく [電源 OFF] ➡ キーボードカチャカチャ ➡ [電源 ON] の手順で問題が解決している。

ただの再起動では解決しない。途中でカチャカチャするのが大事。これってキーボード内部に溜まった静電気を放電して解決したってことでOK?発生要因も解決方法もマウスと同じってこと?

僕には、わからない。

勘違いだったらごめんなさい

誰もこの方法を言及していないので、僕の勘違いかもしれない。だけど解決したのは一度や二度じゃない。もしこの対処法が効果的でないとしても、僕の HHKB のチャタリングが解消し続ける限り、同じ方法を試し続けるつもり。

今でも HHKB のチャタリングで困っている人はたくさんいる。せっかく高価なキーボードを購入したのに、チャタリング発生で所有欲が下がるのは、いち HHKB ファンとしても望ましい結果ではない。

そして僕の対処法が有効かどうか、ここまで読んだあなたは自信の環境で検証されたと思う。そこでお願い。もし同じように問題が解決したら、ぜひこの記事を SNS で共有いただきたい

NJ

必ず僕がエゴサで見つけるので。そして勘違いでなかった旨、この記事を更新します。

ただの勘違いだった場合も、その旨を記しておきます。どうぞ皆さん、ご協力を。

どうか世の中の HHKB チャタリング問題が解決しますように。

\ この記事をシェアする /

Related Entries

About me

NJ

元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。ガジェットのレビューや、旅行の記録、フリーランスの日常をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

プロフィール詳細