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網戸の隙間対策DIYでモヘア交換!これでもう虫は入ってこない!

更新日: 公開日:2021/10/06
網戸の隙間対策でモヘアを交換!これでもう虫は入ってこない!

快適な在宅ワーク生活を送るために、間取りの広い部屋へ引っ越して半年。日当たりがよく日中は明るく、窓を全開にすると部屋中を風が抜ける。エアコンの稼働が必要最小限で済み、とても心地よい日々を過ごしています。

継続的な自粛生活も相まって、自宅での生活を楽しめるようになってきました。

しかし1つだけ困ったことがありました。

風通しが良い日に、やたら部屋に虫が入ってくる問題です。網戸をしているのに、てんとう虫が天井に止まっていたのを見つけたときは驚きました。

天井に止まるテントウ虫

しかもナナホシテントウではなく、ニジュウヤホシテントウ。草食で害虫に分類されるタイプのやつです。

網戸に隙間がある問題

てんとう虫は小さい虫と言えど、網戸を通り抜けるような大きさはありません。一体どこからやってくるのだろうと、窓を片っ端からチェックしていたら大きく隙間が空いているのを発見。

網戸の隙間

サッシ同士の境目にある隙間を埋めるフサフサの毛が、擦り切れて完全に機能を成していません。毛が短くなっているため、経年劣化の可能性が高いです。入居時に伝えたら直してもらえたのか不明ですが、すぐに解決したい問題だったので、自分で交換をすることにしました。

網戸周りは張替えを含め、軽微な修繕として借主負担の扱いになっている様子。

DIY で網戸の隙間を修繕する

フサフサの名前を調べる

交換するにも商品名が分からないと話になりません。網戸の隙間を埋めるフサフサ(モサモサ)の毛 について調べて、正式名称が モヘア であると知ります。溝に通すだけの単純な構造になっているようで、自分で簡単に交換できそうでした。

交換方法の目処が立ったら、あとは最適なモヘアを探すだけ。どうやらサッシ側の溝にあうベース幅と、毛の長さを選ぶ必要があるみたい。統一サイズではなく、サッシによって合うサイズが違うらしい。

楽天は種類が豊富で、サイズにあったものが見つけやすかったです。

ちなみにホームセンターへ足を運んでみたものの、差し込み式のモヘアではなく、両面テープで貼り付けるタイプのものしか売っていなかった。

網戸を外してサイズを測定

既存のモヘアのサイズを測るには、網戸を外さなくてはいけません。しかしレールから簡単に外れない構造になっているため、力任せでは外せません。網戸1つ外すにもコツがいります。

網戸は強風などでレールから外れないように、サッシの上部に外れ止めがついています。ここのネジを緩めて外れ止めを下げれば、レールから簡単に外せます。

網戸のハズレ止めを下にさげる

網戸を外したら、モヘアを引っ張るだけ。調べたサイトでそう書いてあったのに、全然引っ張れません。溝に詰まっている感じではなく、どこかで固定されているような感じ。

どうやらモヘアがズレ落ちないように、かしめている部分がある様子。この凹んでいる部分を、マイナスドライバーなどで持ち上げないとモヘアが外れません。

網戸のモヘアをかしめている部分

賃貸物件といえど、ここは容赦なくかしめている部分にドライバーを突っ込みました。少しくらい力づくでやっても大丈夫。それくらいやって、ようやくモヘアが外せます。

土台であるベース幅を測定。サッシ側の溝よりも、モヘア自身の幅を測ったほうが良いです。

モヘアのベース幅を測定する

土台(ベース幅)は 4mm ちょうど。

そして毛の長さは、サッシの距離を測って判断しました。サッシ間で、一番隙間が空いている部分を測定します。左側の出っ張りはモヘアを通す溝の厚みなので、必要な毛の長さは実測値で 7mm と判明。

サッシの隙間を測定

しかし 7mm だとギリギリではないかと心配して、購入するモヘアは 1mm 長いものを選択。

楽天でモヘアを購入

僕が購入したのはこちら。

購入時、ベース幅 4mm のモヘアが売り切れていたため、代わりに購入した 4.5mm 幅のもの。この製品は 1m 単位で購入できました。中央にビニールのフィンが挟まっているのが特徴で、虫をガードする防御力がやたら高いです。

ビニールのフィンが付いた独特なモヘア

最終的には、幅 4.5mm だとギリギリ通らない部分があって、カッターで一部カットしました。やはり測った通りの幅で購入するのがベストなんだと勉強になりました。

なお 4mm 幅であれば、このモジャモジャしたモヘアが購入候補です。(こちらは 5m 単位での購入)

毛の長さは 6mm と実測値より 1mm 短いです。結果的に購入したモヘアを付けてみて思ったのが、おそらく我が家の網戸の規格に合っているのは 4mm x 6mm のこちらの製品だったのかもしれません。

モヘアを交換する

大量に購入したモヘア

せっかくだから全ての網戸のモヘアを交換しようと、15m 一気にまとめ買いしました。届いた製品を見るとフサフサした毛並みで、交換前のモヘアがみすぼらしく見えます。

交換方法は簡単で、モヘアをかしめている部分をマイナスドライバーで起こしてしまえば、あとは買ってきたモヘアを溝に通すだけ。サイズが合っていればスムーズに交換できます。

モヘアを溝に通す

前述の通り 4.5mm 幅だと通しづらいところがありました。土台の一部をカッターでカットして、無理やり通してなんとか交換できました。

後は、かしめていた部分を改めてマイナスドライバーで押し込みます。モヘアが固定されれば完成です。

交換し終えたモヘア

網戸を戻したら、サッシの上部にある外れ止めを戻して、ネジで締め直したら交換完了!

サッシの外れ止めは、上部の隙間を数ミリ空けないと網戸がスムーズに動かなくなります。レールにぴったりくっつけないよう、戻すときは注意が必要です。

なおモヘアの上下端は、網戸のレールと干渉たため、ハサミで毛を短くカットする微調整が必要でした。

交換後の隙間がなくなった網戸

てんとう虫が入ってきてしまうほど開いていたサッシの隙間は、モヘア交換により完全に封印。交換前と比べると一目瞭然です。

モヘア交換後の隙間がなくなった網戸

網戸の隙間

隙間より毛並みの長いものを選び、かつモヘアの間にビニールのフィンがついた独特なモヘアに交換したおかげで、サッシ間はピタッと隙間なく埋まりました。実測値より長い 8mm の毛を採用したせいか、引っ掛かりが強くて網戸の開閉は重くなったのは誤差の範囲。掃除をするとき以外は網戸を動かす機会がないため、そこまで気にするほどではないと感じています。

そんなことよりも、完全に隙間が埋まって虫が侵入しなくなったほうが大事です。これで遠慮なく窓が開けられます。

まとめ

網戸のサッシの隙間を埋めるために、DIY でモヘアを交換しました。経験から得られたことは次の通りです。

  • 網戸は外れ止めを緩めないとレールから外せない
  • モヘアはズレないようにかしめている箇所がある
  • 購入前のモヘアの測定が重要
  • ベース幅はジャストサイズで選ぶ
  • ベース幅は -0.5mm でもいけるらしい
  • 長さの理想はジャストサイズ
  • 長さは実測値 -1mm でも問題ない
  • 毛が長すぎると網戸の開閉が重くなる

モヘアを購入するなら、楽天が最適。種類が豊富で、ちょうどいいサイズの製品を見つけやすいです。時期によっては売り切れていますが、入荷を待ってでもジャストサイズのものを選ぶのが正解です。

最後に改めて、僕が購入した 4.5mm 幅の製品と、4mm 幅で購入候補として挙げていた製品のリンクを掲載しておきます。ぜひ参考にしてください。

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NJ

元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。ガジェットのレビューや、旅行の記録、フリーランスの日常をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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