「びえいのコーンぱん」が東京でも食べられる?!吉祥寺の東急 武蔵野マルシェのベーカリー美瑛で販売中
吉祥寺へ遊びに行ったときのこと。
ふと東急百貨店3階の武蔵野マルシェへ立ち寄ってみると、美瑛という名前のベーカリーでコーンたっぷりのパンが売られているのを発見。これはもしや、新千歳空港で販売されている「びえいのコーンぱん」では?!
明らかにコーンがたっぷり詰まったその写真は、過去に空港で30分以上並んで買ったことがあるそれ。焼き上がりは1日あたり5~8回あるのに、その時間に合わせて並んでいないと売り切れて買えない幻のコーンパンです。
吉祥寺で幻のコーンパンが買える?!
このコーンパンを販売しているベーカリー美瑛は、名前の通り美瑛産の小麦を使ったパンを販売しているお店。同じフロアには北海道どさんこプラザや、大阪の美味しいものを集めたセレクトショップもあり、地方グルメが楽しめるようになっています。
コーンも小麦も北海道の食材としてハズレがないものだし、コーンパン好きとしては、ひとまず買ってみるしかない!と、少々お高い価格にも目をつぶって購入。
食材は全く同じだけど違う製品
「このパン、空港で売ってるものと同じですか?」
店員に尋ねてみると、どうも新千歳空港で売っているものとは違う様子。聞いた話から判断すると、類似品という解釈で腑に落ちました。まあ、北海道の空港限定のものが東京の吉祥寺で買えるなんてレアすぎるとは思いましたが。
並んでいた御婦人も同じような質問をしていたので、集客アピールとしては大成功ですね。
ただ使っている食材は全く同じもので、美瑛産の小麦とスイートコーンが用いられているそうです。新千歳空港で売っているコーンパンは "JAびえい" が共同開発をした製品であり、美瑛選果 というお店で販売されています。
同じ商品ではないとわかり残念な気持ちはあるものの、食べてみて美味しかったら結果オーライということで。
美瑛のたっぷりコーンパンを食べてみた
美味しそうに焼き上げられたパンを2つに割ると、美瑛のたっぷりコーンパンの名前の通り、こぼれだすほどのコーンが中に詰まっています。
ちゃんと見比べてみると、パンの焼き方も "びえいのコーンぱん" とは全くの別物です。本家はもっとフワフワして、全体的に柔らかい仕上がり。一方こちらのパンは、表面にコーングリッツを振ってマフィンのように仕上げています。
味のほうは……これはこれで美味しいぞ!
一般的なコーンパンはマヨネーズを加えたコーンマヨであることが多いのですが、この美瑛のコーンパンは空港で人気のパンと同じく、スイートコーンの甘さのみで仕上げた味になっています。非常にシンプルな味ながらも、とうもろこしの甘みをしっかり感じ取れるのが特徴。
ただ濃い味が好みの人には、少し物足りなさを感じることも。ここは好き嫌いが分かれるポイントで、びえいのコーンぱんも同じことが言えます。ただ味が足りなければ、足せば済む話。
おすすめは2つに割って、マヨネーズをつけて軽くトースターで温めて食べる方法です。過去に "びえいのコーンぱん" を買ったときも、マヨが欲しくなってコーンマヨにしたら、コーンパンとしてのレベルが格段と上がったので、これはガチでおすすめです。
仕上がりの満足度は高い
結果的に、新千歳空港で買える大人気「びえいのコーンパン」とは別物だったわけですが、同じ素材を使いスイートコーンに全振りした味に仕上げているため、かなり近いものになっています。
値段はちょっと高いですが、少なくとも新千歳空港のあのコーンパンを食べたい欲求は満たしてくれます。1個単位で買えるので、吉祥寺の近くへ立ち寄った際はぜひ。
お店は東急百貨店吉祥寺店の3階です。