【ライブレポ#1】ロッキン2024ひたちなか参戦【入場~イスゾーン確保が大変だった件】
5年振りに戻ってきた、ひたちなかでのロッキン。参戦したのは最終日。大トリは平均年齢68歳のサザンオールスターズが務める。
サザンにとって最後の夏フェスと宣言されたことで、ロッキン最終日は一次先行のチケット争奪戦からスタートする。夏フェスの先行販売で抽選?まさか抽選落ちする人がいるの?表向きは抽選と言いつつも、結局申し込んだら全員行けるんでしょ?
夏フェスってそういうもの。と思っていたけれど、今回ばかりは話が違う。
抽選結果発表。抽選に落ちた人の投稿が X でも散見され、おいマジかよとなる。自身は無事に、駐車場つきで夫婦2人分のチケットを獲得。最終日以外の日程においては当日券も出ていたほどだったので、サザン人気のレベルの違いがうかがえる。
サザンのファンクラブ会員ですら、単独ライブのチケットが入手困難とされている状況なのに、こんなに簡単にチケットが獲得できたのはラッキーとしか言いようがない。
2024年9月23日ロッキン最終日【入場】
開場前から人だらけ
ライブ当日は、幸いなことに好天に恵まれる。ひたち海浜公園は 8:00 開場。しかしテントが張れるエリアや、イスやシートが置けるエリアがあるため、駐車場が開く 6:00 から続々と来場し、開場を待つ行列が出来ている様子。
当日の状況は、高速を走る車の中から X で確認していた。
駐車場に到着したのは 7:30。そこから会場の入口となる海浜公園翼のゲートまでは歩いて15分。
ギリギリ開場前ではあったものの、既に大混雑。東京ディズニーランドのエントランスを彷彿させる人だかり。そして多くの人がテント、もしくはイスの持ち込み組。右も左もカートを引きずる人ばかり。
既にサザングッズに身を固めた人たちも多く、平均年齢は高そうだ。ロッキンですら25周年なんだから、ガチで初期から参戦している人がサザン目当てに来たとしたら、僕と同じ40代から上が中心になるから、中年だらけなのも頷ける。
イスゾーンは争奪戦に
私たち夫婦は、二輪の簡易キャリーにクーラーボックスとキャンプ用組み立てチェアーを持参。手荷物としては、周りと比べると少ないほうかもしれない。それでも1日過ごすにはちょうど良いサイズ。
ただしクーラーボックスがパンパンだったので、二輪のキャリーでは安定感がなく、途中バランスを幾度となく崩して大変でした。
開場後はゲートで手荷物検査。クーラーボックスやバッグなど、大きな荷物に持ち込み禁止とされているビンや缶が入っていないか1人ずつチェック。そのため流れるようには進まず。最初に並んだ場所からゲートまで、開場から約30分ほど掛かっての入場です。
検査が終わると、スマホアプリの QR コード認証と顔認証を行いリストバンドが渡されます。このとき顔認証がうまくいかない場合に備えて、顔写真付きの身分証明書は必須。
ゲートを超えると、更に公園内を15分近く歩きます。
会場はメインとなるステージを囲うようにスタンディングゾーンがあり、その周りにはイス・シートを置けるゾーン、更に外側はテントが貼れるゾーンと分かれている。自分たちの場所を確保して1日楽しめるのだ。
私たちの目当てはイスゾーン。時間はまだ8時台だけど、既に埋まっている感じ。と言うよりも、頑張って隙間を見つけて周りの人に調整してもらい、なんとか二脚置けるギリギリの状況。
どうにか場所は確保。
事前情報だとシート席がすぐに埋まって、イスゾーンは余裕があるとの話だったのに、全くその情報とは逆で、シートゾーンは余裕あり。(サザン目当ての中年層が多い影響か?)
周りを見ると、場所を確保した人たちは席を外している人もチラホラいる。しかしイスの場所を求め、イスゾーンに入ってくる人は跡を絶たず。シートゾーンやテントゾーンは、利用できるサイズ規制があるものの、ペグを打って場所を完全に確保できる一方、イスゾーンはシートによる場所の確保ができない。
しばらく場所を離れられない問題
中にはイスの持ち主がいないことを良いことに、イスを動かして場所を確保する人もいるほど。しかもその動かしたイスの持ち主よりも、自分たちのエリアを広く確保する身勝手な人たち(中高年の人たちなのは言わずもがな)がいるため、人流が安定するまでは席を外すわけにいかず、しばらく1人ずつ行動。その間に事前注文していたオフィシャルグッズを受領した。
事前申し込みでありながらも、その期間中に欲しいTシャツは売り切れてしまったため、今回はフェイスタオルのみ。フェス気分を上げるにはグッズは欠かせない。
席に戻ってきても、まだイスの置き場所を探す人が散見される。
最終的には、枠の外にまでイスを並べる人が現れる始末。通りを空けるよう係員から注意を受けている。そうは言っても、イスを置けるエリアが少なすぎて人があふれているのも事実。それを運営が把握したのか、アーティストグッズ売り場の近くに新しいイスゾーンが設置されたとアナウンスされ、ようやくエリアを探し回る人の群れが収まった。
これでようやく席を外せる。
ロッキンのフェス会場を散策
ロック・イン・ガチャ
X での オフィシャル投稿 を見る限り、毎日午前中には売り切れてしまうロック・イン・ガチャ。まずはこちらへ急いで向かいます。
1回500円。キャッシュレス決済や両替に対応しているものの、その場合行列に2回並ぶ必要があるため、事前に500円玉を用意していた妻。二人で2~3回くらいで済ませるのかと思いきや、一万円分くらいの小銭がある。
いやいや、さすがにその額はやりすぎ。せめて一人4回まで。そのうち “出たらラッキー” の Rock キーホルダーが出たら、それでおしまいにしようとルールを制定。
その結果がこれ。
二人とも Rock キーホルダー(笑)
同じガチャ台で回したのに、それぞれ3回目 Rock キーホルダーが出てきた。他には、ペットボトルキーホルダー、ペットボトルホルダー、ピンバッジ、ピックキーホルダーをゲット。巾着が欲しかったけど、満足できる結果だった。
フェスが始まるぞ!
さあ席に戻る頃には、ヤバイTシャツ屋さんが始まる。
この日の目標は、最後のサザンまで体力をちゃんと残しておくこと。気温は25度だけど、直射日光が強くて体感的には30度近い。ずっと立ち続けて見るのは厳しい。最初はイスに座って、のんびりフェスを観戦。
缶ビールは持ち込めないので、ペットボトルでウィスキーを持ち込んで、ハイボールで乾杯を。ドリンク類は全てクーラーボックスへ。ロックアイスはペットボトルと一緒にすると溶けやすいため、こちらのウォータータンクに氷だけ入れて持参。
これである意味、ハイボールが飲み放題に。
このタンク、スーパー等で買える 1kg のロックアイスがちょうど一袋入る。我が家の車旅には欠かせないアイテム。真空断熱により、氷が丸一日もちます。これはガチでおすすめ。常に冷たいドリンクを欲している人は絶対に買ったほうが良い。
そしてイスに座ったままでも、ステージの大きなモニターがギリギリ見える。
のんびりとドリンクを飲みながら、ライブも楽しめるなんて最高じゃん!しかも音響がとてつもなく良い。え、この席でこんなにはっきり聴こえるの?と驚くレベル。ときどき強い風が吹くと音圧が弱くなるものの、どの曲をやっているのか、くっきりした輪郭ではっきりと聴こえる。
ん?!ロッキン楽しいぞ。
せっかくだからと、席を離れステージの様子も見学。ちょうどステージに向かって下り坂になっているので、スタンディングでもステージが見やすい。しかも想像よりもステージが近い。え、これ前方エリアに行かなくても見やすい?
音響も素晴らしいし、こんなフェス会場があるんだと感心するばかり。
勝手に、勝手にシンドバッド#RIJF2024 #ひたちなか #ロッキン pic.twitter.com/G0s5ARBHYF
— こやまたくや(ヤバイTシャツ屋さん) (@yabaT_koyacial) September 23, 2024
ヤバTが終わると、カラフルな佇まいの人たちがステージエリアへ向かっていく。ももクロのファン、いわゆるモノノフの人たちだ。周りに座っていた人たちも各々の格好に着替えてる。ここはサザンファンだらけかと思っていたら、そうでもないみたい。
こんなタイミングでもないと、近くでももクロを見れないだろうと、後をついて行くことに。始まった途端、すごい歓声。そして勢いよくメドレー形式で曲が次々と進む。なんだか楽しい。
♪コココ、コーココッコッコー
やたら目立つギタリストがいるな、と凝視するとマーティー・フリードマン(笑)彼の独特なギターストロークは、見れば一発でわかる。つまり、それくらいももクロが近くに見えたのだ。
正直、曲はよくわからない。でもそれがフェスの良いところ。お目当てじゃないアーティストを自身の目で見て、肌で感じ、それから好きになれば良い。セットリストもオフィシャルで公表しているので、振り返りやすいのもありがたい。
フェス飯
そろそろお腹が減ったとフードエリアを散策。数カ所に分かれているので、遠くまで歩かなくても食事を済ますことができる。またその場で食べられるように、テーブルやベンチも設置されているのが嬉しい限りだ。
と言いつつも、お目当てはハイボールのおつまみ。
足りなかったらまた買えば良いと、ザンギとフライドポテトのセットをゲット。大半のメニューが1,000円以下で、フェスにしては珍しくどのお店も良心的な価格設定なのが印象的でした。
このザンギ、めっちゃ美味しかった。
ひたち海浜公園のイベントと言えば、五浦ハムのハム焼きが有名だそうで。ビール片手に串に刺さったハムを食べている人がたくさんいました。実際に屋台は大行列。時間が掛かりそうだったので今回はスルーすることに。
結局この日は、他に冷たいうどんとケバブをいただいた
周りをうろうろ散策したり、席に戻ったり、ステージエリアに入ったり。今回はワンステージのため、のんびりとフェスを過ごしている印象。昨今のフェス定番のアーティストの一組である緑黄色社会、今年を代表する一曲 Bling-Bang-Bang-Born で大盛りあがりの Creepy Nuts、相変わらず歌がうまい WANIMA。普段あまり聴かないアーティストの曲も素直に楽しめる。それがフェスの良いところ。
フェスイベント始まりでファンになったアーティストもたくさんいる。
そこにはスタジオ音源だけでは感じられない何かがある。ただワイワイ騒いで手拍子したりジャンプしたりするだけで良い。周りに合わせて掛け声をあげるも、急に曲調が変わって一人だけ拳をあげて叫ぶような、恥ずかしい場面があっても良い。それを全部ひっくるめてフェスだから。
トイレのタイミングは要注意
さて、アーティストの入れ替わりの合間はトイレが混む。仮設トイレが大量に設置され、きちんと手洗い場も用意されている。男子用には立ち小便器もあるので、著しく待たされることはない。他に女子用トイレと男女兼用のトイレあり。最も混むのは男女兼用。女性であれば、素直に女子用の列に並んだほうが確実に回転率が良い。
とわかっていたものの、このあとのイエモンからサザンの流れでトイレに行く余裕はないだろうと、WANIMA 終わりに最後のトイレへ。そして同じ考えを持った人が多くいるようで、このタイミングが最もトイレ混雑タイムだった。
並んでいる間に始まる THE YELLOW MONKEY。もうここ何年も聴いていないし、再結成後の状況は全く知らない。最近の曲事情もわからない。生イエモンを聴きたい反面、期待値はそこまで高くなかった。しかし一曲目から知ってるイントロが流れてくる。
さあ、ここから長くなりそうなので次回へ続きます。