ニトリのポスターフレームを飾る。マット付きで安いけど品質は値段相応
部屋にポスターを飾りたい。でもピンやテープで、壁にベタ貼りしたくない。そこで購入した、ニトリのポスターフレーム。内側にマットが付いたモデルで、2サイズ対応しているのが特徴。(マットとは、中央が大きく空いた紙の枠のような厚紙のこと)
サイズは A1 ~ B5 のラインナップがあり、買ったのは A1・B2 対応モデル。外枠サイズは A1 で、内側のマットを利用すると B2 のポスターが入る仕様です。
ニトリ マット付きポスターフレームの特徴
- ホワイト、ライトブラウン、ダークブラウンの3色展開
- 重さは約1.97kg
- マット付き
- 外枠はプラスチック(ポリスチレン)
- 背板は MDF 素材
- 透明なアクリル板は枠に接着固定されている
- アクリル板は UV 加工されていない
- フレームと背板はトンボをはめ込む仕様
- 背板に引掛穴の取付金具つき
- 縦・横どちらでも配置可能
- 引掛用のネジやフックは別売り
外枠がプラスチック製のため一般的なポスターフレームより軽く、簡易的なフックでも問題なく引っ掛けられます。
飾りたいポスターは B2 です。今回はマットを挟んだ状態で飾りたかったので、一回り大きい A1 用フレーム (B2 にも対応) を選択。
透明のアクリル板は外れないので要注意
背板には、このような注意書きのシールが貼られています。
このポスターフレームは、外枠と透明なアクリル板がくっついて離れません。枠がプラスチック製で強度が弱いからなのか、個人的は微妙だと思っている仕様です。透明板も薄く強度がないため、力を入れすぎると割れてしまいます。
これは誤算だった仕様。外れるものと思っていたので、通販サイトにもちゃんと書いて欲しい。
ニトリのポスターフレームを取付ける
- 背面のトンボを外す
- 背板を外してマットを取り出す
- マットにポスターを固定する(マスキングテープを使うとズレる心配がないのでおすすめ)
- マットに固定したポスターと背板をフレームに戻す
- トンボを戻して背板を固定する
- 背板にある引掛け穴のパーツを起こす
- 壁のフックにポスターフレームを引っ掛けて完成
壁にどうやって付けたのか
耐荷重が 2kg 以上あるフックであれば、問題なく取付けられます。うちは各部屋に真鍮の壁掛け用フックが備え付けられていて、そちらを活用しました。ただ引掛け穴とのサイズが合わず、真鍮のキャップを外して利用しています。
一般的な石膏ボードの壁に設置するときは、賃貸でも問題なく使える穴が目立ちにくいフックがおすすめ。ニトリでも売っているので、ポスターフレームとセットで購入すると良いです。耐荷重は 7kg あって、絵画も飾れるくらい強度があります。
二トリのポスターフレームを使ってみた感想
とりあえずお試し用にと、入手性の高いニトリのフレームを選んだのですが、見た目の雰囲気など概ね満足しています。
壁に大きく空いたスペースを埋めるべく、敢えてマット付きの大きいフレ-ムを選んだのは正解でした。白系のフレームとマットのおかげで圧迫感が抑えられ、品のある仕上がりになりました。
ニトリのポスターフレームは、マット付フレームの中ではかなり安く入手できる製品です。総合的な満足度は高いですが、評価的には価格相応といったところでしょうか。
近寄ってみると、プラスチック枠の安っぽさ(テカテカ感)が出てしまうのは否めません。テカテカが嫌になったら、カモ井のマスキングテープ でもフレームに貼って、落ち着いたマットな雰囲気に改造しようと思います。
気になる点を挙げるなら、フレームの強度は貧弱気味。踏んだら簡単に割れそうなくらい弱々しいです。ただ引っ掛けるときに負荷が掛かるのは背板のパーツなので、フレームに強度がなくても実用性は問題ありません。
そして個人的には、透明なアクリル板がフレーム本体に接着固定されているのは微妙でした。というか、ポスターがアクリル板の反射でテカるのが嫌で、アクリル板を入れずにポスターフレームに飾れないかとマット付き製品を選んだのに、固定してある仕様は想定外だったわけです。
そのまま飾ってみたものの、どうしても反射が気になってしまう。そこで簡易的に改造して、理想の状態にしました。
アクリル板は無理やり外した
ポスターの表面が反射しないように、透明なアクリル板を無理やりフレームから剥がしました。ただしフレームだけにすると圧倒的に強度が弱くなるので、強度を保つための工夫が必要です。
アクリル板を剥がすとフレームが破損するリスクがあり、他の人におすすめできる方法ではありません。
補強するために、まずポスターを固定したマットと外したアクリル板を両面テープで固定。そしてフレームから飛び出さないように、背板とフレームを養生テープで留めて完成です。
このように改造しなくても、最初から低反射のアクリル板が入ったフレームを利用する対処法もあります。僕のように表面のアクリル板を外すことで、ポスターの色合いがはっきり見えるメリットがある反面、日光などの自然光(紫外線)で色褪せ(日焼け)しやすいデメリットがあります。
本来であれば、反射を抑えつつもポスターを保護するなら、低反発かつ UV カット仕様のポスターフレーム を選ぶのが正解です。ただし価格は高いので、"コスト面で許容できれば" の話です。
まとめ
ニトリのポスターフレームはネット通販と実店舗の販売により入手性が高く、簡単に安くポスターを飾りたい方にはちょうど良い製品です。ただしフレームがプラスチック製だったり、アクリル板が接着固定されていたりと、微妙に感じる部分もあります。
それでも内側のマットのおかげでただの安いポスターフレームとしては留まらず、雰囲気のある演出を醸し出してくれる点は評価できます。品質的には値段相応でも、インテリアとしてちゃんと部屋に馴染んでくれたのは良い意味で想定外でした。
結果的にはアクリル板を外す改造をしていますが、アクリル板の反射を気にしないのであれば、安く買えてお手軽に使えるポスターフレームとして重宝すると思います。