サントリー山崎の工場見学に行ってきた!【山崎蒸溜所ものづくりツアー】レポート
約6ヶ月の休止期間を経て、2023年11月1日から再開されたサントリー山崎蒸溜所の工場見学。リニューアルに伴い、無料で利用できる展示物の見学エリアやテイスティングラウンジの利用も、事前予約が必要になりました。
しかも、工場見学は抽選式。
昨年の11月頃、ちょうど大阪旅行を計画していたタイミングで、翌年1月分の抽選予約受付中だった工場見学「山崎蒸溜所ものづくりツアー」に申し込んでみたところ、見事に当選!それから2ヶ月の時を経て、サントリー山崎の工場見学に行ってきました。
サントリー山崎蒸溜所の楽しみ方
サントリー山崎蒸溜所を楽しむには、事前予約が必須。予約なしに蒸留所へ行っても、建物の中には入れませんのでご注意ください。またショップにも入れないため、予約なしでは楽しめる場所がほぼありません。
山崎ウイスキー館の見学【事前予約】
山崎ウイスキー館では、サントリーウイスキーの歴史に関する展示物や、数千本に及ぶ原酒やウイスキーのボトルライブラリーを見ることができます。(工場見学ではありません)
そして山崎、白州、響といったサントリーを代表するウイスキーを味わえるテイスティングラウンジ、山崎のミニボトルや各種お土産が購入できるショップの入場も可能です。
山崎ウイスキー館の見学の料金は無料です。しかし 山崎の公式サイト から事前予約が必要です。こちらの予約はショップの入場も兼ねているため、グッズを購入する目的であっても登録しなくてはいけません。概ね毎月20日あたりに翌々月の予約が開始され、すぐに予約が埋まります。
お土産を買うだけでも、2ヶ月近く前から予約が必要なくらい大人気!直近の予定で予約できないのが残念なところ。
「山崎蒸溜所ものづくりツアー」の参加【事前予約】
こちらは、いわゆる工場見学のプラン。2種類のツアーが有料で提供されています。
- 山崎蒸溜所ものづくりツアー
- 費用は一人3,000円。所要時間80分のツアーです。ガイド付きで製造工程を見学できます。見学後は山崎の構成原酒などをテイスティング。その後は山崎ウイスキー館を見学したり、テイスティングラウンジを利用できます。またショップでの買い物も可能です。
- 山崎蒸溜所ものづくりツアープレステージ
- 費用は一人10,000円。所要時間120分のツアーです。通常のツアーに加えて、プレステージツアーでしか立ち寄れない製造エリアや、実際のつくり手の作業の様子を見学できます。そして山崎12年や希少なモルトウイスキー原酒をテイスティングできます。
今回見学したのは、3,000円のツアーです。予約の流れを簡単に説明しておきます。
山崎蒸溜所ものづくりツアー申し込みの流れ
- 月初の抽選申し込み期間に応募
- 申込みから1週間後、抽選結果がメールで届く
- 当選の場合、7日以内にクレジットカードで費用を払って本登録
- 工場見学3日前に、ご来場案内メールが届く
抽選の申込期間は、たったの1週間。予め 公式サイト を確認しておかないと、タイミングを逃してしまうので要注意。応募フォームでは、第五希望まで日付・時刻を選択可能です。
申し込みの初日は、公式サイトにアクセスするのも大変!こんな感じで何百人ものアクセス待ちが発生します。
事前情報では、人気がありすぎて抽選が当たらないのは当たり前といった状況。それでも狙っていたのが国内旅行の閑散期でもある1月下旬だったおかげか、初めての応募で当選ゲット!
これで山崎が飲めると期待に胸を膨らませ、2ヶ月先の当日を楽しみに待ちます。
サントリー山崎の工場見学に行ってきた
サントリー山崎蒸溜所までの道のり
工場見学当日。大阪駅から京都方面へ向かうJR東海道本線(JR京都線)快速「米原行」に乗車して山崎駅へ。ちょうど京都と大阪の境である天王山の麓。乗車時間は約30分ほど。駅に到着する直前に、サントリーの工場が見えます。
山崎駅からは徒歩10分ほどの道のり。駅からは工場までの案内看板がいたるところにあって分かりやすいです。
予約していたのは 10:20 スタートの回。15分前までに受付をすれば良かったのですが、早めの行動で現地には 9:30 到着。それでも既に、数名が建物の前で待っています。入口の横(外)には、スーツケースが預けられるような大型のコインロッカーも完備。
時間まで余裕があったので、写真を撮りながら建物の周りを散策します。
左はサントリーの創業者であり、初代マスターブレンダーの鳥井信治郎氏。そして右が二代目マスターブレンダーであり、山崎、白州、響といった世界に誇るジャパニーズウイスキーを生み出した佐治敬三氏。
ツアーの受付
9:50 頃には、建物の前にかなりの人数が集まっています。海外の方も何組かいらっしゃる様子。
10時になると、スタッフの誘導により建物の中へ。受付は有料ツアー(山崎蒸溜所ものづくりツアー)と、無料見学の列に分かれます。冊子と入場パスを受け取ったあとは、ツアーの時間まで2階にある展示物を見学したり、ショップで買い物ができます。
(パスの中の用紙はシールになっていて、見学のあと持ち帰れる)
朝一番なら山崎のフルボトルが買えるかもしれないと、期待を抱きながら2階のショップへ。受付の横にある階段を上がって、右へ進むとお店があります。
しかし売っていたのはミニボトルのみ。
しかも単品ではなく、うすづくりタンブラーまたは燻製ベーコンとセットで販売されているもの。そして1人2本までの購入制限があります。
無料見学の人たちもショップ目当てで来ている人が多いようで、ミニボトルセットがどんどん売れていきます。
展示されている分だけの販売かと思いきや、少なくなると補充されます。朝一だったので、在庫がどれくらいあるのかは不明。せっかく山崎の工場見学に来て、手ぶらで帰るのも勿体ないと思い、ハイボールを美味しく飲めるようにタンブラーのセットを2つと、単品で燻製ベーコンを購入。もう既に浮かれ気分です。
(実はこのあとフルボトルが買えるとも知らずに……)
山崎ミニボトルと、うすづくりタンブラーのセットで税込3,155円です。
有料見学のパスを付けていたためか、購入品は見学終了までショップで預かってくれるとのこと。番号札を引き換えに受け取ります。
ショップのミニボトルは販売していない場合もあるようです。販売情報の問い合わせは不可と公式サイトに記載あり。
山崎蒸溜所ものづくりツアー体験
集合時間が近付くと館内アナウンスが流れます。ちょうどモニター近くに座れる場所があって待機していると、そのモニターで最初のサントリー山崎蒸溜所の紹介ムービーがスタート。参加人数は30人ほど。見学中の録画・録音は禁止。写真は一部を除いて撮影 OK です。
ガイドに案内されながら、工場の建物へ移動。このツアーではウイスキーを製造する次の工程のうち、貯蔵までの流れを見学していきます。
- 原料
- 仕込
- 発酵
- 蒸留
- 貯蔵(ツアー見学はこの工程まで)
- ブレンド
- 後熱
- 瓶詰
原料は水、大麦麦芽、そして酵母。でんぷんがより多く含まれる二条大麦を使用して、水分を含ませ発芽させた「大麦麦芽」が原料となります。
蒸溜所の建物に入ると、すぐさま漂う麦芽の独特な香り。大麦麦芽を粉砕して温水加え、ろ過することによって得られる麦汁。この段階では、まだアルコール度数は0%です。
その後、冷ました麦汁は発酵槽に移され、酵母を加えて発酵して「もろみ」がつくられます。酵母の働きにより、麦汁の糖がアルコールと炭酸ガスに分解。酵母にはディスティラーズ酵母とビール酵母が用いられ、一部サントリーのビール製造で使用した酵母が再利用されています。
ウイスキーの製造にビール酵母が使われているとは意外でした。
このときのアルコール度数は7%。
リニューアルされた新しい工場見学のツアーから、次の工程である発酵室へ入れるようになりました。ドアの中に入った瞬間、甘みのある匂いと、ほのかに鼻の奥をつくような酸味ある香りを感じます。
続いて蒸溜の工程へ。
蒸溜室の中は撮影禁止です。建物の中がかなり高温だったので、その影響があるのかもしれません。ただし建物の入口からは撮影可能で、しばらく撮影する時間を用意してくれます。
部屋の奥に書かれた山崎のロゴ。めちゃめちゃカッコイイ!
銅製蒸溜窯(ポットスチル)で「もろみ」を2度蒸溜してつくられる無色透明の液体。ニューポットと呼ばれます。沸点の違いを利用してアルコール濃度を高め、香味に必要な成分だけを取り出していく工程です。
蒸溜でつくられたニューポットは、アルコール度数が約70%もの高さになります。
口の部分が真っ直ぐになっている、ストレート型の蒸溜窯では重みのある質感の原酒を蒸溜し、丸く膨らんだバジル型と呼ばれる蒸溜窯では、軽くてすっきりした原酒がつくられるそうです。
外の気温は5℃くらいしかなかったのに、この蒸溜室は小汗をかくほどの室温。その影響もあってか、かなり香りが強く感じられます。日によって香りや温度が違うようで、どのような香りに似ているのか想像してみるのも、工場見学の楽しみ方の1つだそうです。
蒸溜されたニューポットは、いよいよ瓶詰めへ。
山崎蒸溜所ものづくりツアーで見学できる最後の工程でもある貯蔵室。部屋に入ると完全にウイスキーの香りに包まれます。蒸溜の工程で感じた香りと全く違う、熟成された香り。あまりにも香りが強すぎるため、気分が悪くなる方もいるようです。
ウイスキー好きにとっては幸せな空間!
貯蔵樽にはいくつか種類があります。ホワイトーク樽、ワイン樽、ミズナラ樽と、様々な樽が使われています。樽の大きさによって熟成スピードが異なり、大きいものほど時間をかけて熟成されるそう。樽ごとに異なる風味の原酒が熟成し、それをブレンダーの設計に基づいてブレンドすることで山崎ウイスキーが完成!
無色透明のニューポットから、貯蔵の工程を経て琥珀色に変化する原酒。
樽の中で数年から数十年掛けて熟成させるなんて、想像するだけでも遠い未来のように感じます。しかも樽の中の原酒は、時間の経過とともに自然に気化して、少しずつ樽の木目から外へ出て行ってしまう。年間2~3%ほどの減少率。貯蔵期間が長くなればなるほど、樽の中にある原酒の量は少なくなります。
この減った原酒は「きっと天使がこっそり飲んでいるに違いない。」と、昔のウイスキー職人がエンジェルズシェア(天使の分け前)と呼ぶようになったのだとか。
年代物のウイスキーが高額なのは、管理コストだけでなく絶対量が減って希少性が増す影響なんだと実感。
貯蔵樽で最も古いのは、1924年製のもの。日本で始めてのモルトウイスキー熟成樽が展示されています。(中身は当時のものではありません)
この樽が並ぶ貯蔵庫は、見ているだけでもワクワクします。撮影映えするスポットでもあり、多くの見学者が写真を撮っていました。
貯蔵樽は年次ごとに並んでいるわけでなく、古いものと新しいものが混在。自分の生まれ年の樽を探して、記念撮影してみてはいかがでしょうか。
貯蔵庫に置かれた樽をよく見ると、一部は黒い鏡板がついています。
そこには GRAIN WHISKY (グレンウイスキー) の文字が。サントリー山崎はモルトウイスキーのはずなのになぜ?
この黒い鏡板がついた樽の中身は、サントリー知多の原酒が貯蔵されていると知って納得。
知多蒸留所には貯蔵の設備が無く、蒸溜された原酒はサントリーの貯蔵庫へ出荷されるため、この山崎蒸溜所にも知多の原酒が保管されているそうです。(他にも白州蒸溜所や、近江のエージングセラーにも知多の原酒が貯蔵)
貯蔵庫の見学を終えると、中庭を通って待望のテイスティングルームへ。
山崎のテイスティング
何が飲めるのだろうと期待して席に着くと、用意された5つのテイスティング用のグラス。
中身はブレンドする前の樽ごとの原酒、そしてブレンドして仕上がった山崎が並んでいます。樽ごとの特性を味わい、最後に完成品を飲む流れ。
- ホワイトーク樽原酒
- ワイン樽原酒
- ミズナラ樽原酒
- 山崎(テイスティング用)
- 山崎(ハイボール用)
まずはグラスを傾けて「色」を確認。グラスの内側を濡らすように回し、ストレートの状態で香りをチェック。
続いて、グラス内に引かれた線まで水を注ぎます。いわゆるトゥワイスアップ(1対1)の状態。改めて香りをチェック。加水によりウイスキーの奥に眠っている香りが引き出される印象。そのまま一口。口の中で飴玉のように転がすように、ウイスキーを味いつつ飲み込む。そして最後に余韻を堪能。
色、香り、加水、香り、味わい、余韻。
1つずつ原酒をテイスティングしていきます。ホワイトーク樽原酒で感じる、りんごの味。ワイン樽原酒では、さくらんぼ感が増して山崎っぽさかが垣間見えます。ミスナラ樽原酒になると、バニラやシナモンの風味が出てきます。これら原酒をブレンドして山崎が出来上がると想像すると、それぞれに山崎の片鱗を感じるので不思議なものです。
ウイスキーだけでなく、ワインやコーヒー、アロマのような嗜好品における香りや味の表現にはフレーバーホイールが用いられます。実際にその味が含まれているわけではありませんが、どのようなもの近いのか言語化することで共通認識が持てるようになるというもの。
専門家ではないので、テイスティングノート通りの結論を出す必要はなく「◯◯っぽい感じ」のように好きに表現すれば良いと思います。
原酒を飲み比べたあとは、仕上げに山崎としてブレンドされた完成品をテイスティング。それぞれの原酒が持つ良い部分を残しながら、見事に調和した山崎の完成度の高さは圧巻です。
最後に残った5杯目のグラスはハイボール用。樽型のグラスに氷がたっぷり入ったアイスペール、山崎の天然水で作ったソーダ The Premium Soda が配られ、ハイボールの作り方を教わります。
- グラスいっぱい氷を入れる
- ウイスキーを注いでしっかりかき混ぜる
- ソーダを加える(ウイスキー1:ソーダ3~4)
- マドラーで縦に1回混ぜる
特に言及はありませんでしたが、氷に炭酸を当てないように注ぐと炭酸が飛ばない状態でハイボールを作れるので、ぜひ覚えておいてください。そして最後は絶対にマドラーでぐるぐる回さず、軽く氷を浮かすように縦に1回混ぜれば完成です。
語らずともわかる、感動的なおいしさ。
この「山崎蒸溜所ものづくりツアー」の体験を経てからの山崎ハイボールの味は格別です。こんなにハイボールが美味しく飲めるなんて、本当に良い経験でした。(あまりにも飲みた過ぎて写真を撮るのも忘れるほど)
ツアーの時間は80分。このテイスティングを含めた時間なので、最後のほうはじっくり飲み比べるような余裕もなく、ハイボールを飲んだあとは、残った原酒を駆け足で飲みます(笑)チェイサーを挟みながら、残った炭酸で原酒のハイボールを作ったり。でも退場の時間が迫っているので、最後はほぼ一気飲み。
あと5分くらい、ゆっくりテイスティングできる時間があれば良かったなぁ。
なおツアー参加者には、お土産として山崎のロゴが入ったテイスティンググラスがもらえます。
終了時間を迎えツアー参加者が席を立つなか、最後の1人になるまでテイスティングを堪能している妻。最後まで粘っていたというよりも、ツアー後のある行列が減るのを座って待っていたと言い訳させてください(笑)
その行列とは、山崎蒸溜所ものづくりツアー参加者限定 シングルモルトウイスキー山崎 700ml の購入です。
ツアーに参加したらサントリー山崎が購入できた
ツアーの終了を伝えるとともに、突如スクリーンに表示されたウイスキー販売の案内。
価格はサントリーの希望小売価格 4,950 円(税込) で購入できます。1人1本まで。ただでさえ入手困難な山崎を、1本5千円以下で買える絶好のチャンス。しかも2024年4月1日出荷分から、山崎・白州は希望小売価格 7,700 円(税込) に価格改定が予定。
既にミニボトルを買っていたので、購入するか最後まで悩みました。でもせっかくのチャンスを後悔したくないので、妻とそれぞれ1本ずつ購入。ノンビンテージ (NV) の山崎ではありますが、蒸留所100周年記念ラベルが貼られた箱付きのもの。思わぬ出費ではありますが、買う判断をして本当によかったと思っています。
ちなみに、有料ツアーに参加しても必ず山崎が購入できるわけではないようです。在庫次第なので、当日参加するまでわからないというのが正しい情報です。サントリーは山崎蒸溜所のリニューアルを経て、生産強化による品薄改善を計画しているものの、共有が安定するまでは限定的な提供になりそうです。
山崎ウイスキー館を見学
ツアー後は時間があったので、山崎ウイスキー館を見学。サントリー山崎蒸溜所の歴史など、生い立ちを学べます。歴史を知るだけなら、無料の山崎ウイスキー館を見学するプランでも良いですが、ものづくりツアーを体験してしまうと物足りなさがあるのは否めません。
写真は撮ったものの、山崎のテイスティングで満足してしまったのか、あまり頭に情報が入って来ず。もしかして最後に一気飲みして、少し酔っ払っているのかも(笑)
想定外のお土産を購入
預けていた購入品を受け取りに、改めてショップへ。まだ午前中だったので、ツアー後もミニボトルのセットは販売していました。ミニボトルであれば在庫は潤沢にありそうですね。
ツアー前は忙しなく買い物をしてしまったので、もう少しゆっくりショップを見て回ります。ショップ内は人が多くても混雑しているほどではなく、ある程度の人数を絞っての予約で抑えているように感じます。
この時点でミニボトルセットと、サントリー山崎を2本購入済み。もうこれ以上は買い物するつもりはなかったのに、どうしても欲しくなってしまった山崎蒸溜所のオリジナルTシャツ。
TAKEO KIKUCHI のコラボ商品で、1枚5,280円 (税込) と良いお値段。もうハイボールを飲んで気分が良くなってるから、我慢する選択肢はどこにもなく、もう買っちゃえ!と。
せっかく買うなら飾るものより消費するもの、と勢いで買ってしまったアイテム。素材の肌触りが良いだけでなく、山崎の筆文字がそのままタグになっているのが最高にかっこいいです。
最後に有料のテイスティングラウンジに寄ろうか迷いつつも、ツアーで飲んだ山崎ハイボールが最高に美味しく、気持ちのいい酔い加減だったので、この余韻のまま終えることにしました。
ここから良いウイスキーを飲んでも、味の違いが識別できるか自信のないくらいには酔っていたと思います(笑)
まとめ
無料見学、有料ツアー問わず、事前予約が必要になる山崎蒸溜所の見学。有料ツアーは抽選申し込みのため、狙ったタイミングで必ず行けるとは限らず。そんな中、大阪旅行の計画中に、ピンポイントで山崎蒸溜所ものづくりツアーが当選!
当日は朝から天王山の麓にある山崎蒸溜所へ。80分もあるツアーは、ウイスキーが出来上がる工程を見学しながら学びながら、最後にシングルモルトウイスキー山崎と構成原酒をテイスティング。ツアーを経て味わう山崎は、今まで感じたことのない奥深さに気付かせてくれました。
お金を払ってまで工場見学する価値があるのか。ツアーに参加するまでは疑問を抱く部分もありましたが、一連の体験を通して参加して良かったと実感しています。ウイスキーが好きな人なら、絶対に楽しめるツアーです。
ただ建物に入るだけでも予約が必要で、直近の予定で山崎蒸溜所に行きたいと思っても既に満席状態。1ヶ月以上前から始まる予約開始のタイミングで、事前予約をゲットしないといけないが難点です。ジャパニーズウイスキーの中でも海外からの注目度が高い銘柄ゆえ仕方ない部分もありますが、大人気のツアーに参加できたのは貴重な体験でした。なかなか抽選が当たりづらいようですが、機会があればまた参加したいですね。
以上、サントリー山崎蒸溜所での工場見学「山崎蒸溜所ものづくりツアー」の参加レポートでした。