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【禁煙×投資で資産倍増】4年間で160万円が320万円に!初心者もできるNISA投資術

更新日: 公開日:2024/11/25
40歳、喫煙歴20年。禁煙外来でタバコをやめた体験談。セブンスターに別れを告げる
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この話は、4年間禁煙したら8年分のタバコ代をゲットできたお話です

2020年春、東京都受動喫煙防止条例の施行をきっかけに、僕と妻は2人で禁煙をした。やめた方法は禁煙外来。このあたりの話は、ブログ記事に詳しくまとめている。

禁煙するまでは、毎日タバコ一箱を吸う日々だった。夫婦合わせて1日1,000円。

理論上、タバコをやめたことで毎年36.5万円も貯金できる。僕たち夫婦にとっては浮いたお金。ただ闇雲に消費するのは勿体ない。そこで禁煙してからは、同額をすべて投資に回すことにした。

タバコ代を投資にあてた結果

2000年から2023年まで、投資した額は160万円。本当なら全てタバコ代として消えていた金額。旧つみたてNISAの年間投資上限額40万円を使って、投資を4年間続けた結果がご覧の通り。

4年間積立てにあてたタバコ代160万円4年後の時価総額3241203円(+164万円)

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160万円が2倍になった

どうやって160万円を320万円にしたのか?

160万円を2倍にした投資信託

  1. 楽天証券で口座開設する
  2. 毎月33,333円、投資信託に積み立てる
  3. 社会情勢を無視して愚直に続ける
  4. 4年間ひたすら継続

僕自身、投資経験はあったけど初心者とあまり違いはない。投資に関するアイデアもなければ。コツもない。タイミングだって図れないから、素直に毎月同じ額を積立て続けただけ。それが320万円の結果につながった。

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毎月33,333円なのは、12ヶ月で40万円になる計算。旧つみたてNISAの上限に合わせて設定した金額です。

そもそも投資したタイミングが、相場の良い時期と重なって増えた運もある。そのため、次の4年で同じように増え続ける保証は一切ないのでご注意を。

僕が楽天証券を選んだ理由は2つ。

  • ネット証券は手数料が安い
  • 楽天SPUのポイントアップ対象 (投資信託で+0.5%、米国株で+0.5%)
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SBI証券も人気ですが、楽天のほうが画面が見やすく初心者向きです。

積み立てた投資信託はS&P500

僕が選んだ投資先は、eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) の投資信託。米国企業を代表する約500の企業で構成される株価指数、S&P500に連動するように運用されるインデックスファンド。Apple や Microsoft、Google 等も含まれている。

日本でいうところの日経平均のようなもの。なお日経平均は225社で構成される。

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投資の三大原則は「長期」「積立」「分散」で、インデックスファンドへの投資は、その条件を満たす最適解です。

世の中は人口が増え続け、経済は右肩上がりに成長する。(継続積立の必要性)リーマンショックのような大きな経済ショックが起こっても、時間が解決してくれる。(長期投資の必要性)投資先を分散すれば、1社が倒産しても微々たる影響で済む。(分散の必要性

世界的な規模の会社が集まっているインデックスファンドに積み立てれば、将来お金が増えている期待が持てる。僕のようにアメリカに投資する人もいれば、もっと分散を大きくして、全世界インデックスに投資する人もいる。

米国株式 (S&P500)全世界株式 (オルカン)
構成銘柄数500銘柄約3,000銘柄
投資地域米国のみ全世界(うち米国が約60%)
成長性米国の成長に連動世界の成長に連動
為替リスク米ドルに依存複数通貨に分散
手数料低い低い

どっちが良いかは好み次第。これらに優劣をつけて比較するものではない。

僕が積立てている eMAXIS Slim シリーズは、手数料最安値を目指している投資信託。純資産残高でも日本国内1位・2位と並ぶ、人気の銘柄。

リスクがあるから余剰金で投資する

でも、投資ってリスクがあるんじゃない?

その通り。リスクがあるから、お金が増えたり減ったりする。

教科書的に答えると「長期投資では大きな損をする確率は歴史的に低く、積立投資がリスクを分散してくれる」なんだけど、もっと大事な投資の向き合い方があって

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なくなったら生活が困るお金で、投資しちゃダメ!

ということ。

僕が投資に回したのは、そもそもタバコ代として消えるはずだったお金。生活費とは別の、嗜好品として消費していたお金。すぐに使うお金じゃないし、株価が暴落しても時間が解決するのを待てるくらい、放置できるお金。

投資は余ったお金で行うのが大前提!

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暴落時に、メンタル的ダメージを喰らわない範囲で投資するのも技術です

暴落に遭遇したら待つだけ

過去20年を振り返っても、特大レベルの大暴落が発生している。

  • ITバブル崩壊 (-43%)
  • リーマンショック (-51%)
  • コロナショック (-30%)

でも最終的には、暴落幅を上回る上昇をして今がある。今後同じような状況になっても、時が経つのを待つのが最良なのか変わらない。

もし暴落の不安が拭えないのであれば、投資する額が大きすぎるといった考え方もある。半分になってもゼロにはならない、放っておけばまた増える。投資するなら、これくらいの温度感でいられる範囲に抑えるのもポイント。

禁煙+投資で未来への期待値が上がる

禁煙したらお金が増えた。

健康的になるのは当たり前。お金が増えたのは想定外。4年でプラス160万円。これまでタバコ代として消えていたお金が、将来的には老後資金の主軸になる可能性も秘めている。

例えばこの投資をあと10年続けたらどうなるのか?シミュレーションしてみよう。

このまま続けたら5年後・10年後どうなる?

現状、投資額160万円から倍になった320万円をスタートとして、株価の年平均リターン毎に、5年後、10年後がどう変化するのか計算してみる。

毎年40万円の投資を継続する場合
年間平均リターン時価総額
5年後10年後
4%610万円962万円
5%634万円1,035万円
6%660万円1,114万円
7%686万円1,199万円
8%713万円1,290万円
9%741万円1,389万円
10%770万円1,496万円
11%800万円1,610万円
12%831万円1,733万円
320万円で積立をやめて放置する場合
年間平均リターン時価総額
5年後10年後
4%389万円474万円
5%408万円521万円
6%428万円573万円
7%449万円629万円
8%470万円691万円
9%492万円758万円
10%515万円823万円
11%539万円909万円
12%564万円994万円

投資での合格ラインと言える年平均リターン 5% であっても、このまま毎年40万円を投資し続けたら、10年後には1,000万円を超える。そしてこれ以上投資できず、320万円を放置する状態であっても、10年であと200万円増える計算になる。

過去20年、過去30年の S&P500 平均リターンは約12%のため、合格ライン以上に増える可能性も秘めている。もちろん、期待値より減る場合があることも否定できない。

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計算上は、タバコをやめるだけで老後資金が貯まる。でもこれは、あくまでシミュレーション。増える期待は、最小限に抑えておきましょう。

たかが禁煙、されど禁煙

夫婦2人のタバコ代、1日1,000円が1,000万円に化ける未来。生活費を切り詰める必要もなく、ただ嗜好品をやめて投資するだけ。

振り返ると、健康とお金をもたらしてくれた禁煙は、夫婦にとって大きな自己投資になりました。

小さな生活習慣の見直し……と表現するには、苦しすぎる禁煙外来生活だったけど、吸わないことを継続することがもたらす成果は大きい。もう過去の自分たちに感謝してもしきれない。

NJ

僕自身、ヘビースモーカーだったので、禁煙をしたほうが良いとは言いません。でも余ったお金を投資するメリットは、理解してもらえると嬉しいです。

そう、この記事で伝えたいこと。それは「投資しろ」です。

いや、冗談ですよ。

禁煙は健康だけでなく、資産形成のきっかけにもなります。小さな一歩が未来を大きく変えるかもしれません。あなたも健康と資産が得られる可能性を、試してみませんか?

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NJ

元システムエンジニア。現在は個人事業主として独立。ガジェットのレビューや、旅行の記録、フリーランスの日常をブログで発信。Web サイト運営、ポップデザインや動画制作など、パソコンでモノづくりをしている。

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